福嶋晃子など女子プロゴルファーが神戸で募金活動!
26日(土)の午前11時から、福嶋晃子を中心とする女子プロゴルファー27人が、東北地方太平洋沖地震の支援活動として、神戸市内で募金活動を行った。参加した主なプロは福島紘子、木村敏美、茂木宏美、諸見里しのぶ、金田久美子、竹末裕美、川原唯維、原江里菜、日下部智子、竹村真琴、櫻井有紀、新井舞衣、辻村明須香など。
発起人の福嶋は、神奈川県を通じて国産タオル8000枚(1500万円相当)の支援を行う。会場では募金に応じてくれた方全員に、東北の皆さんをいつまでも見守っていますという気持ちを伝えるために「いつもあなたを見ています」が花言葉の、ひまわりの種が配られた。
各選手のコメント
福嶋晃子
「被災地の惨状を伝える報道を見るたびに何かをしないといけないと思っていた。ゴルフは個人競技なので、特に試合の無い現状では皆で何かをすることがなかなかできないが、ここは仲間が皆で集ってできることをやろうと思って街頭募金を決めた。私たちの支援活動は、これからが始まり。ツアーが始まっても、いろんな形で支援活動に協力していきたいと思う」。
諸見里しのぶ(神戸市在住)
「阪神大震災を経験した神戸の人たちは、誰もが今回大震災で被災した人たちのことを心配している。大変な苦労をしている被災地の人たちに、少しでも勇気や希望を与え、一人でも多くの人たちの力になりたい。そのためにも一生懸命ゴルフをしたい」。
竹末裕美(福島県いわき市出身)
「実家は海から2キロしかはなれておらず、すぐ近くまで津波が押し寄せた。震災直後から水道、電気が止まり、支援物資もなかなか届かなかったので、両親と姉が、一般道で12時間かけて東京へ出て、そこから私の住んでいる神戸まで避難してきた。今は原発の放射能が心配だが、物資が届かず、ガソリンも無いいわき市に祖父母は今も留まっている」。
川原唯維(茨城の自宅が被災)
「倒壊はまぬかれたものの自宅は大きな被害を受けた。水道の復旧はまだだが、電気が来ているので両親は自宅に避難している。余震が続いているし、とてもゴルフができる状況に無いので、PRGRレディス以来、ずっと有村智恵の実家(熊本)でお世話になっている。父が体調を崩しがちなのが心配。試合が無い今だからこそ、そういう支援活動をしないといけない。たとえ少しの力でも、集ればきっと大きな力になる」。
原江里菜(東北高校、東北福祉大)
「仙台の友人達は全員無事だったが、まだ避難所にいる者もいる。現地の被害があまりにも大きいので、ほんの少し前まで、自分には何もできないと思っていた。でも、こうやって街頭で活動して、小さな子供達でさえ、お小遣いの中から募金してくれる姿に接し、自分の考えが変わった。小さなことも積み重なれば大きくなる。協力してくれる人がいるかぎり、どんなに小さなことでもやってみようと思う」。