被災地に想いよ届け! 神戸で女子プロ有志がチャリティレッスン会
11日に東北地方太平洋沖で発生した大地震により、かつてない甚大な被害が広がっている東日本大震災。自身も95年の阪神・淡路大震災を体験している中村香織を発起人とし、主に関西に在住する総勢20名以上の女子プロ有志による「東日本大震災チャリティゴルフレッスン会」が、20日(日)に神戸市のポートアイランドゴルフ倶楽部で開催された。
レッスン会は、午後2時~4時、5時~7時の2回にわたって、参加費2500円を支払った計100人のゴルファーを対象に行われた。このほかにも、選手のサインやボール、グローブ等が販売され、参加費と売上金は日本赤十字社を通じて全額寄付される。以下は参加した選手たちのコメント。
■ 中村香織
小学校2年生の時に起きた阪神大震災の惨状を覚えていたので、なんとか役に立ちたいという思いを形にして被災地に届けたかった。試合が無いので、同じ想いを共有しているプロを集めるには、この形が良いと思いました。単に募金を募るよりも、義援金を出してくださった人に、少しだけでも楽しんでいただきたいと考え、チャリティレッスンにしました。予想以上に多くのプロが集まったし、一般の人たちが100人以上も参加してくれて、言葉にならないくらい嬉しいです。
■ 茂木宏美
高知から主人の実家のある兵庫県に移動し、ツアーの再開に備えて待機していました。被災地の惨状を知り「今、できることは何か」と考えていた矢先に、チャリティーの話を聞いたので、すぐに参加を決めました。現状は厳しいですが、トーナメントがいつ再開されてもいいように準備しています。
■ 藤本麻子
中村プロの呼びかけを知り、ぜひとも参加したいと思い、津山から駆けつけました。「何かをしなければ」と思いながらも「何をして良いかわからない」という状況だったので、中村プロが良いきっかけを作ってくれたと思います。ニュース映像ばかり見ていたので、気持ちが沈んで、少し体調を崩しました。試合が再開されれば、もっと大きな支援ができるのではないでしょうか。
■ 辻村明須香
このチャリティーのことは、アカデミーの仲間から聞きました。テレビを見てるだけでは何の役にも立たないので、とにかく何かをしなければと思って参加しました。今後もできる限り支援イベントには参加したいと思います。