「一番価値がある試合」阪根竜之介が2打差12位/アジアアマ初日
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 初日(3日)◇ドバイクリークゴルフ&ヨットクラブ(UAE)◇7203yd(パー71
6人が出場している日本勢の最年長であり、盛り上げ役となっている阪根竜之介(フロリダ州立大大学院1年)が初日を3バーディ、1ボギーの2アンダー「69」として、河本力らと並ぶ12位タイで滑り出した。首位とは2打差。
1オンも狙える3番(パー4)で、ティフトン芝のラフからアプローチミスしてボギーを先行したものの、その後は3つあるパー5で全て「2パットのバーディ」。「ほとんどグリーンを外さなかったので、ボギーを最小限に抑えられたかな」と、危なげないラウンドにうなずいた。
「グリーンは止まるし、風も穏やか。パー5は3つとも2オンできるし、パターさえ決まれば9アンダーも出るだろう」と、同組で回るアレクサンダー・ヤン(香港/スタンフォード大)、ヘイデン・ホープウェル(オーストラリア)と話しながらのラウンドだった。だが、上がってみると首位は4アンダー止まり。混戦のリーダーボードに「びっくりした」と目を丸くした。
今大会は阪根にとって「一番大きな試合」という。「フィールドで言うと、アメリカで出た試合の方が強かったりするけど、(優勝して出場できる)マスターズももちろんだし、出場することも難しいし、大会のサポートも含めて、僕の中では一番価値がある試合」
常に明るく、話し好き。チームジャパンの中でムードメーカー的存在となっている。首位に立つ中島啓太を「僕のプレッシャーを1としたら、彼は100くらいじゃないですか。すごいと思いますよ」と評価するが、ゴルフ場でのクールな表情の裏側はまだつかみかねているという。
「昔、彼の家にも行ったことがあるけど…。正直全く分からないです。部屋ではさんざんベッドの上でジャンプとかしているんじゃないですか!」と、2学年下の後輩を軽くいじって笑いを取った。(アラブ首長国連邦ドバイ/今岡涼太)