遼、2度のチップインバーディで魅せた! 明日はマキロイと同組に
2009/09/11 19:48
「韓国オープン」2日目を、首位と3打差の12位タイで迎えた石川遼。10番ティからスタートした石川は、13番パー3で初日に続き池に打ち込み、3オン2パットと連日のダブルボギーとしてしまう。続く14番でもボギーを叩き、一時は通算2オーバーにまで後退。それでも「その他はバーディがこなかっただけで流れは良かった」という石川は、18番パー5でこの日初バーディ。このバーディを皮切りに、後半は一気に勢いを加速させる。
1番パー4では、2打目がグリーン奥のラフへ。この残り15ヤードの3打目をSWで直接カップに沈め、力強いガッツポーズを見せた。「あのラッキーバーディでリズムを掴めた」と振り返る石川は、続く2番でもバーディを奪い3連続バーディ。さらに7番でもバーディを奪い、迎えた最終9番パー4。2打目をグリーン左のカラーに外すが、残り20ヤードの距離を今度はAWでカップに捻じ込み、後半だけで2度目のチップインバーディ。通算3アンダーの11位タイに浮上し、首位と6打差で決勝ラウンドを迎える。
ホールアウト後、「前半を終えてトイレに行った時、(ロリー)マキロイが通算3アンダーでホールアウトしていたことを聞いた」と明かす石川。「僕も3アンダーを目指そう、(マキロイに)ついていこうという気持ちが沸いた」という。「今は彼の方がレベルが高いけど、将来はライバルになりたい存在」。そのマキロイと、明日は「マスターズ」以来となる同組での直接対決が実現する。「マスターズ」以後、急激な進化を遂げている石川が、マキロイにライバル意識を植え付けさせるようなプレーを見せることができるか。上位争いとともに、大きな注目を集めそうだ。