選手とキャディに給付金 サンシャインツアーが幹部報酬減額でコロナ対応

2020/04/03 13:33
写真は南アフリカ出身のルイ・ウーストハイゼン(※Getty Images)

南アフリカのサンシャインツアーは、ツアーメンバーのカテゴリーに応じて4、5月に月額給付金を支給すると発表した。同国の女子ツアーメンバー、キャディ協会に登録しているキャディについても、同様の対応を取る。

サンシャインツアーのコミッショナーを務めるセルウィン・ネイサン氏は「国の非常事態であり、これまでにない対応が必要だ。南アフリカのプロゴルフ界に携わる人々は家族であり、一体となって危機に対処する。計画を承認してくれたメンバーや協会、女子ツアーに感謝したい。経済的な犠牲を払うことになるスタッフ全員に対しても、感謝してもしきれない」とコメントした。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ツアーは3月中旬から中断している。給付金を支給する2カ月間については、サンシャインツアーの幹部とスタッフ、女子ツアーと協会の幹部がそれぞれの報酬を減額して財源に充てるという。

南アフリカでは、2日の時点でアフリカ大陸で最も多い1462人の感染者が確認され、シリル・ラマポーザ大統領は全国民に対して先月27日から21日間の外出禁止令を出している。