畑岡奈紗は首位と6打差で決勝へ 日本勢はメジャー史上最多11人が予選通過
◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 2日目(7日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)
悲願のメジャー制覇を狙う畑岡奈紗が首位と6打差の5位で大会を折り返した。3アンダー3位からスタートし、強い海風と冬を思わせる低気温の難コンディションの中で2バーディ、4ボギーの「74」。通算1アンダーで、フィールドに6人だけとなったアンダーパー圏内に踏みとどまった。
7番以降、ノーバーディでボギーを重ねた畑岡は「バックナインに入って風も難しくなり、チャンスも決められずに2オーバーにしてしまった」と尻すぼみなスコアを悔いた。「午後になって(グリーン上の)スパイクマークとかでボールが跳ねることはあったけど、それに負けないいい転がりのパットを打たないといけない。トップとは6打差だけど、明日伸ばせば、まだまだ狙える位置にいると思う」。逆転優勝への意欲を見せた。
米ツアーの年間ポイントランキング4位の古江彩佳は「70」で回り通算イーブンパーに戻し、39位から申ジエ(韓国)らと並ぶ7位に浮上。メジャー史上最多22人が出場した日本勢は11人が予選通過。2020年「全米女子オープン」の9人(出場19人)を上回り、メジャー史上最多となった。
単独首位に通算7アンダーのベイリー・ターディ。ミネソタ州予選会から4度目の出場となった世界ランキング455位の26歳が「68」をマークし、3位から浮上した。通算5アンダーの2位にメジャー1勝のキム・ヒョージュ(韓国)と世界ランク29位のアリセン・コープスが続いている。
一方、世界ランク1位のコ・ジンヨン(韓国)が通算7オーバー75位と、カットラインに1打及ばず予選落ち。山下美夢有もジェニファー・カップチョ、レキシー・トンプソンらと並ぶ通算9オーバー91位で予選通過に2打及ばなかった。
<上位成績>
1/-7/ベイリー・ターディ
2T/-5/アリセン・コープス、キム・ヒョージュ
4/-3/ユ・ヘラン
5T/-1/畑岡奈紗、レオナ・マグワイア
7T/0/古江彩佳、申ジエ、エンジェル・イン、チョン・インジ
<以下、日本勢>
26T/+3/三ヶ島かな、西郷真央、笹生優花
41T/+4/野村敏京
47T/+5/木下彩
58T/+6/岩井千怜、勝みなみ、佐藤心結、川崎春花
<以下、予選落ち>
75T/+7/岩井明愛、吉田優利
91T/+9/山下美夢有、西村優菜
107T/+10/上田桃子
117T/+12/馬場咲希(アマ)
123T/+13/上原彩子、脇元華
133T/+14/渋野日向子
140T/+15/長野未祈(アマ)
152T/+24/小宮千鶴(アマ)