C.カーがメジャー初タイトルを獲得! 宮里藍は10位タイフィニッシュ!
ノースカロライナ州のパインニードルスロッジ&GCで開催されている、海外女子ツアーのメジャー第3戦「全米女子オープン」の最終日。連日サスペンデッドとなっている影響で、宮里藍、大山志保、横峯さくらの3人は第3ラウンドの残りと最終ラウンドをプレーした。
通算1アンダーの暫定7位タイで12番からスタートした大山は、第3ラウンドの残り7ホールでスコアを3つ落としてしまう。最終ラウンドに入ってもリズムを取り戻せず、15番でダブルボギーを叩くなど「75」。通算6オーバーの22位タイでホールアウトした。また、横峯さくらも第3ラウンドの残り5 ホールで1つスコアを落とすと、最終ラウンドに入るとボギーが先行する苦しい展開。結局「73」とし、大山と同じ通算6オーバーの22位タイで終了。共に 20位以内に与えられる来年度の大会のシード権には、惜しくも届かなかった。
また、第3ラウンドを4ホール残した時点で通算4オーバーの27位タイだった宮里藍は、9番ホールでボギーを叩いてしまい、通算5オーバーで最終ラウンドへ。13番までで4つスコアを伸ばす快調なプレーを続け順位を大きく上げていたが、14番、18番でボギー。それでも今週初の60台となる「69」をマーク、通算3オーバーの10位タイフィニッシュ。来年の出場権を見事に獲得した。
ビッグタイトルを手にしたのは、通算5アンダーまでスコアを伸ばしたクリスティ・カー。悲願だったメジャー初タイトルを獲得し、節目となる通算10勝目は最も記憶に残る勝利となった。米国人プレーヤーのタイトル獲得は2004年大会のメグ・マローン以来で、18番グリーンはギャラリーの大きな歓声が響き渡った。
また、2打差の通算3アンダー2位タイには、アンジェラ・パーク(ブラジル)とロレーナ・オチョア(メキシコ)。オチョアは勝負のバックナインでスコアを1つ落とすなどし、メジャー初タイトル獲得は再び夢に消えてしまった。通算2アンダーの4位タイには、朴セリ(韓国)とI-B.パークが続いている。