新旧女王が姿を消す波乱！ アニカは有終の美を飾れず

フロリダ州にあるトランプ・インターナショナルGCで開催されている、米国女子ツアー最終戦「ADTチャンピオンシップ」の2日目。キャサリン・ハル（オーストラリア）が通算5アンダーで単独首位の座を守っている。

多くの選手がスコアを落とす中、単独首位で2日目を迎えたハルは、前後半通じてバーディ1つという手堅いプレーを披露。通算5アンダーとして、かろうじて単独首位に立っている。1ストローク差でハルを追うのは、9月以降、出場した5試合全て4位以内（うち2勝）でフィニッシュしているアンジェラ・スタンフォード。最近の勢いからすれば、十分に今大会の本命に推されてしかるべき存在だ。その本領を如何なく発揮し、この日のベストスコア「67」をマーク。通算4アンダーの単独2位に浮上した。

通算2アンダーの3位タイには、逆転賞金女王を狙うポーラ・クリーマーに、キム・インキュン（韓国）、クリスティナ・キムの3人。まだまだ逆転の可能性は十分の位置につけている。今季限りで引退を表明し、今大会が米国女子ツアー最後の試合となるアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）は、5オーバーで予選落ち。残念ながら有終の美を飾ることはできなかった。そして、ロレーナ・オチョア（メキシコ）も、付き合うかのように同スコアで予選落ちとなってしまった。