朴仁妃が金メダルへ前進 野村が15位 大山は41位
2016/08/20 04:48
◇リオデジャネイロ五輪 女子 3日目◇オリンピックGC(ブラジル・リオデジャネイロ)◇6245yd(パー71)
次第に強くなった風がメダル候補をふるいに掛けるかのように、上位者が絞られてきた。通算11アンダーの首位に立ったのは、この日1つスコアを伸ばした朴仁妃(韓国)。2打差となる通算9アンダー2位に、この日ベストの「65」で回って20ランクアップを果たしたリディア・コー(ニュージーランド)とジェリーナ・ピラー(米国)の2人が続き、通算8アンダー4位にフォン・シャンシャン(中国)。
世界ランク上位者4人を揃えた韓国勢にとって、メダル獲得は至上命題。単独首位に立った朴のほか、通算5アンダーで5位につけるエイミー・ヤン、チョン・インジも表彰台を虎視眈々と狙っている。
一方で、日本勢は伸び悩んだ。この日、1オーバー「72」で回った野村敏京は通算3アンダーの15位タイ。順位は上げたが、3位との差は4打から6打に開きメダル獲得は厳しい状況。「77」と崩れた大山志保は、通算5オーバーの41位へと後退し、ホールアウト後に悔し涙を滲ませた。
初日に首位発進を決めたアリヤ・ジュタヌガン(タイ)が、この日のラウンド途中に左膝の痛みを訴えて途中棄権。「オリンピックだからとても悔しい。キャディには4日間なんとかやりたいと話したし、何オーバー打っても構わないと思ったけど、自分の将来を考えた」と苦渋の決断を振り返った。
この日は8番(パー3)でコーとリン・シユ(中国)が、それぞれホールインワンを決めている。