2009年 全米女子オープン

上田桃子が12位タイと好発進! 不動26位タイ、藍37位タイ

2009/07/10 08:59
不調続きだった上田桃子が、12位タイと好発進!(Chris Graythen /Getty Images)

海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」が7月9日(木)、アメリカのペンシルバニア州にあるソーコンバレーCCで開幕した。7人が出場した日本勢の中で最上位に立ったのは、直前まで不調に喘いでいた上田桃子。3バーディ、4ボギーの「72」(パー71設定)でラウンドし、1オーバーの12位タイと好スタートを切っている。

10番からスタートした上田は、「朝から凄く緊張していた」と前半は2オーバー。折り返し後の1番でピン上5メートルを沈めて初バーディを奪うと、2番、3番の連続ボギーで再びスコアを落とすも、6番パー5で確実にバーディを奪取。8番パー4でも約7メートルのバーディパットを捻じ込み、「最後にご褒美が来ました」と上々のフィニッシュ。首位と4打差につけ、明日以降のプレーにも期待を抱かせる位置で初日を終えた。

不動裕理も2オーバーの26位タイと無難なスタート。宮里藍は出だしの4ホールで4ストローク落とす苦しい立ち上がりとなったが、中盤以降は3バーディを奪うなど何とか耐えしのぎ、「粘り強いゴルフが最後までできた」と3オーバーの37位タイ。以下、宮里美香が4オーバーの50位タイ、佐伯三貴福嶋晃子が5オーバーの69位タイ、大山志保が7オーバーの103位タイで続いている。

3アンダーで単独首位に立ったのは、韓国のチェ・ナヨン。2アンダーの2位タイに、2007年大会の覇者クリスティ・カー、今大会の初タイトルを狙うロレーナ・オチョアら実力者が続いている。また、14歳のアマチュア、アレックス・トンプソンがイーブンパーの6位タイと好発進。ポーラ・クリーマーと申智愛(韓国)は1オーバーの12位タイで続いている。

ラウンド後、すぐにキャディと反省会。上田にとって欠かせない存在となってきた。
少ないチャンスをものにし、ミスをしてもしぶとくパーを拾った。+3は上出来だ。
4連続ボギーは痛かったが、傷を大きくしなかったことで、明日以降に望みをつないだ。
「思ったとおりに打てているのに、思ったとおりに転がってくれない。パットが入らなかった」と今日のラウンドを分析した。
めずらしくハーフパンツでプレー。後半、2連続バーディなどで盛り返した。
ラフに入っても素直に受け入れ、無理せず打っていったら結果がついてきた。
パワーは十分だが、方向性に不安定さがあった。
「迷った時は、振り切りました。」
6番ホール、ティショットは木の下へ。、しかし、適切な対処でパーをセーブし、笑顔がこぼれた。
カリー・ウェブなど大物選手も苦しむ中、バック9はよく耐えた。
折り返しまでは絶好調。後半で崩れたのが残念。
初日は2アンダー、2位タイ。優勝へ向けて絶好のスタートを切った。
オーストラリアからカリー・ウェブの応援に駆けつけた。

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