最終ホールで劇的な結末! 日本勢は横峯の25位タイが最高位
2009/04/06 18:46
米国カリフォルニア州にあるミッションヒルズCCで行われている米女子メジャー開幕戦「クラフトナビスコ選手権」の最終日。穏やかに晴れた青空の下、最終組による優勝争いは最後の最後まで熾烈を極め、72ホール目となる最終18番パー5で劇的な結末を迎えた。
通算8アンダー単独首位のクリスティ・マクファーソン、1打差で単独2位のクリスティ・カー、さらに1打差で追うブリタニー・リンシコムの3人でスタートした最終組。一進一退の攻防が続き、マクファーソンが8アンダー単独首位、7アンダーでカーとリンシコムが並んで迎えた最終18番パー5。溢れんばかりのギャラリーが見つめる緊張感の中、リンシコムが残り210ヤードの2打目をピンそば1.2メートルにつけるスーパーショット! マクファーソンはパー、カーはバーディを奪う意地を見せたが、リンシコムが冷静にイーグルパットを沈め、通算9アンダーで逆転勝利を納めた。
リンシコムは初のメジャータイトルを獲得。優勝者の恒例となっている18番グリーン脇の池へ豪快にダイブし、チャンピオンブレザーならぬチャンピオンガウンを羽織り、満面の笑顔で優勝カップを掲げた。惜敗を喫したマクファーソンとカーは通算8アンダーの2位タイに終わった。
4人の日本勢では、横峯さくらがイーブンパーでラウンドし、通算3オーバーの25位タイ。来年度大会の出場権が得られる20位タイには惜しくも及ばなかった。「1日を通して良いゴルフでした」と、4日間を通じて初のアンダーパーをマークした上田桃子は2ストローク伸ばし、通算5オーバーの30位タイに浮上。不動裕理は通算6オーバーの36位タイ。宮里藍は「78」と大きく崩れ、通算17オーバーの69位で終えている。