M.レッドマンが7アンダー首位。A.ソレンスタムも好スタート
米国女子ツアー「サムスンワールドチャンピオンシップ」が、カリフォルニア州のヒドゥンブルックGCで開幕した。この試合は、世界の各ツアーで活躍する選手を招待して行われ、今年も20名の精鋭が集結している。
先々週、米国と欧州の対抗戦「ソルハイムカップ」が行われ、先週はお休み。今週はソルハイムで活躍した選手が数多く出場している。この日、単独首位に立ったのは、米国チームのM.レッドマン。ソルハイムでは残念ながら未勝利に終わったレッドマンだが、引き分けで1.5ポイントを獲得し、チームに貢献した。
前半3バーディで折り返したレッドマンは、後半にも4つのバーディを奪いボギーはなし。世界のエリート20名が集う大会で単独首位に立った。
しかし、レッドマンの背後には世界ナンバーワンのアニカ・ソレンスタムがピタリとついている。この日の最終組で、D.デラシンと2人でスタートしたソレンスタムがギャラリーを沸かせた。16番でこの日5つ目のバーディを奪い、17番パー3に入った。
182ヤード、手にしたクラブは5番アイアン。「良い弾道で飛んで行ったから『入れ!』って叫んだけど、入ったところは見えなかった。ギャラリーが騒いでいるのを見て、入ったのが分かった」。プロ入り後6度目、ツアーでは2回目というホールインワンを達成した。
昨年の大会では、4日間70台を叩き、不本意な成績に終わったソレンスタムだが、今年は気合いも体調も十分。最近は、トレーニングを積極的にしており体重が増えた。以前は腹筋を1日1,000回やっていたが、今は回数を減らして別のメニューを取り入れ、ツアーに出ている週は3、4日間で、家で過ごす週は5、6日トレーニングしている。2年前にトレーナーと知り合って、10ヶ月前から現在のメニューでトレーニングを続けているが、その効果が出始めてきたようだ。
日本ツアーから招待されたのは、久保樹乃だ。スタートの1番ホールでボギーを叩き、3番パー3でもボギー。そのままズルズルスコアを崩すか心配されたが、5番でバーディを奪い踏ん張った。その後は2バーディ、2ボギー。初日は1オーバー14位タイ。3つのバーディはすべてパー5だった。 日本ツアーを代表する久保の活躍が期待される。