佐伯三貴が首位浮上!宮里藍らが1打差2位
フランスにあるエビアンマスターズGCで開催されている米国女子ツアー第13戦「エビアンマスターズ」は、2日目になってようやく明るい太陽が顔を出して気温も上昇。エビアンらしい爽やかな陽気となり、本来の華やかさを取り戻した。
しかし、昨日までの雨の影響でこの日もコースはプリファードライが適用。軟らかいグリーンはショットメーカーにおあつらえ向きのバーディチャンスを提供した。
2日目を終えて単独首位に立ったのは、この日5つスコアを伸ばした佐伯三貴。初日「68」2日目「67」と順調なゴルフで通算9アンダーとし、初日の4位タイからトップへと躍り出た。また通算8アンダー、首位と1打差には09年優勝の宮里藍、さらにステーシー・ルイス、アンジェラ・スタンフォードら5選手が続いている。また、好調を維持する宮里美香も通算5アンダーの12位タイと好位置をキープして決勝ラウンドへ駒を進めた。
<単独首位の佐伯三貴「旅費を稼いで帰ります!」>
初日は8バーディ4ボギー、この日の2日目は5バーディ1ボギーと安定感も増して、通算9アンダーの単独首位に浮上した佐伯三貴。「バック9は(スコアを伸ばせなくて)残念だったけど、全体的には良かったと思う」と、にっこりとほほ笑んだ。
昨年大会は53位タイ。「去年はすごく悔しい思いをして、その後日本ツアーを戦ってここに戻ってきている。数少ない海外での試合だし、日本人にも向いているコースだと思うので頑張りたい」と残り2日に想いをはせる。宿泊先周辺には買い物やカジノなど誘惑も多いが、「試合に来ているんであいさつ程度に(笑)」と、目標は明確だ。
<アンジェラ&藍が同組で猛チャージ!>
この日、「68」とスコアを伸ばした宮里藍と、「66」とそれを上回る好プレーを見せたアンジェラ・スタンフォード。共に通算8アンダーへとスコアを伸ばして、首位の佐伯とは1打差の2位タイに浮上した。
14番(パー3)でティショットをグリーン奥の池に入れてしまったスタンフォード。そのホールをダブルボギーとしたが、16番からの上がり3ホールを3連続バーディで締めくくるナイスプレー。最終ホールも力強いガッツポーズで締めくくった。
<日本勢、予選通過は17分の11>
今大会、17人の日本人選手が出場しているが、予選通過を果たしたのはそのうち11選手。
金田久美子、茂木宏美、馬場ゆかり、北田瑠衣、上田桃子、福嶋晃子の6選手は残念ながら2日で大会を去ることとなった。初日の3罰打が効いた金田は1打及ばず71位タイでの予選落ち。通算4オーバーの82位タイでホールアウトした上田は、「なんで良いスコアが出ないのか教えてもらいたいくらい」と、もやもやした不安を抱えたまま苦しそうに言葉を紡いだ。