渋野日向子が3打差3位発進 鈴木愛10位 申ジエは出遅れ
◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 初日(28日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)
今季優勝者ら32人によるシーズン最終戦が開幕。大会2勝のテレサ・ルー(台湾)が5バーディ、ボギーなしの「67」でプレーし、5アンダーとして首位で発進した。古江彩佳が3アンダーの2位で追う。
ルーは「すべてが良かったですね。少しのミスはあったけど、大きなミスがなかった」と笑顔で好プレーを振り返った。特に「アプローチ、パターに助けてもらいました」とショートゲームが冴え、6番で5m、8番(パー3)で6mを沈めるなど高麗グリーンを攻略した。今季未勝利だが「(ここで)勝ったらかっこいいなー!でも、賞金女王と関係のない人が勝ってもいいの?(笑)」とおどけた。
プロになり4戦目となる古江は「緊張感は若干ありましたけど、楽しくできました」と大会初出場も貫禄たっぷりに語った。1番で10mを沈め波に乗ると、その後も4ホールのパー5のうち、3ホールでバーディを奪うなど、落ち着いたプレーでスコアをつくった。10月「富士通レディース」に続く今季2勝目に向け、「1日1日何が起こるか分からないので、集中してプレーしたい」と意気込んだ。
賞金女王の可能性が残るのはランキング1位の鈴木愛、2位の申ジエ(韓国)、3位の渋野日向子の3人。渋野は1イーグル1バーディ、1ボギーの「70」とし、2アンダー3位タイで、単独2位以上が最低条件となる逆転女王に向けて好スタートを切った。
鈴木は上がり4ホールで3ボギーを喫して「72」とし、イーブンパーの10位。申は「75」をたたき、3オーバーの26位と大きく出遅れた。
<初日の上位成績>
1/―5/テレサ・ルー
2/-3/古江彩佳
3T/-2/渋野日向子、柏原明日架
5T/-1/ペ・ソンウ、イ・ミニョン、イ・ボミ、比嘉真美子、岡山絵里