アン・ソンジュが鈴木愛とのPOを制す 横峯さくら3位
◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 最終日(11日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)
2打差リードの単独首位から出たアン・ソンジュ(韓国)と、3打差を追ってスタートした鈴木愛が、通算11アンダーの首位に並んでプレーオフへ。1ホール目をバーディとしたアンがツアー記録を更新する7年連続のプレーオフを制し、今季初優勝を飾った。
首位タイで迎えた最終18番。1mのスライスラインのパーパットを残したアンは、「きょうはスライスラインを外してきた。ここが一番緊張した」としながら、きっちり沈めた。18番で行ったプレーオフでは、1ホール目で4mのフックラインを入れて決着をつけると、両手をあげて頬を緩めた。
昨年3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」以来の優勝に、「勝てないと思う時期はたくさんあった。まだ戦えるっていうことが一番嬉しい。神様がわたしを可哀想と思ってくれて味方してくれたんだと思う」。ツアー通算24勝目とし、「(永久シードの)30勝は難しいと思うけど、まずは25勝目を目指してやっていきたい」と述べた。
3位スタートの鈴木は、上がり3連続を含む9バーディ、2ボギーの「65」とし、首位のアンをとらえたが惜敗。それでも前週の開幕戦(3位タイ)に続くトップ3フィニッシュとした。
通算9アンダーの3位に横峯さくら。2打差から6バーディ、2ボギーの「68」と伸ばしたが、2014年「大王製紙エリエールレディス」以来となるタイトルとはならなかった。
通算8アンダーの4位に申ジエ(韓国)。通算6アンダーの5位に、前週の開幕戦を制したイ・ミニョン(韓国)と成田美寿々が続いた。
前週の開幕戦で予選落ちしたイ・ボミ(韓国)は35位からのスタート。「73」と1つ落とし、通算3オーバーの41位で3日間を終えた。
<上位の成績>
順位/スコア/選手名
優勝/-11/アン・ソンジュ(プレーオフ)
2/-11/鈴木愛
3/-9/横峯さくら
4/-8/申ジエ
5T/-6/イ・ミニョン、成田美寿々