ラストスパート狙うイ・ボミ 崖っぷちの森田、有村らも必勝態勢
◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前情報◇マスターズGC(兵庫)◇6523yd(パー72)
優勝賞金2520万円をかけたツアー屈指の高額賞金トーナメントが20日(木)に開幕する。シーズンは終盤に差し掛かり、残り6戦(米国ツアー公認の「TOTOジャパンクラシック」も含む)となった。賞金女王のタイトルレースを左右する重要な一戦に、ランクトップのイ・ボミ(韓国)がホステスプロとして出場する。
今季4勝を挙げているが、ここ2カ月は連戦続きもあって勝利から見放されている。前週の「富士通レディース」は出場を見送りようやく休養。コンディションを整え、節目となるツアー通算20勝目、さらに2年連続の女王に向けてラストスパートをかけたい。
一方、同2位の申ジエ(韓国)、同3位の笠りつ子にとっても、現在3000万円ほど離れた差を詰める大きなチャンス。ともに今季2勝を挙げ、直近も好調をキープしている。逆転での女王奪取へ望みをつなぎたい。前年覇者の李知姫(韓国)、大会3勝と好相性のリオ五輪代表・大山志保などにも注目が集まる。
年間獲得賞金50位までの座をめぐる来季のシード権争いも大詰めが近い。現在の50位は香妻琴乃で1707万2250円。シード圏外の51位には服部真夕が1672万5999円でつけている。68位(1005万7528円)にいる2013年の賞金女王の森田理香子、79位(633万1728円)の通算13勝・有村智恵にとっても、今大会の成績は来季へのスケジュールを大きく影響しそうだ。
<主な出場予定選手>
李知姫、青木瀬令奈、穴井詩、有村智恵、アン・ソンジュ、イ・ボミ、上田桃子、大山志保、菊地絵理香、キム・ハヌル、申ジエ、鈴木愛、テレサ・ルー、成田美寿々、西山ゆかり、原江里菜、藤田光里、堀琴音、松森彩夏、笠りつ子、渡邉彩香