成田美寿々がメジャー初制覇!最終ホールの「まさか」でフォンを逆転
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 最終日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6,630ヤード(パー72)
茨城県つくばみらい市で開催された「ワールドレディスサロンパスカップ」の最終日、2打差の2位から出た成田美寿々が6バーディ1ボギーの「67」で通算9アンダーに伸ばし、逆転でメジャー初制覇を果たした。通算3勝目。21歳215日の成田は、国内女子のメジャー初優勝では、諸見里しのぶの21歳76日(2007年「日本女子オープン」)に次ぐ6番目の若さでのタイトル獲得だった。
成田と最終組でデッドヒートを繰り広げたフォン・シャンシャン(中国)が1打差の2位。最終組でしのぎを削った成田とフォンの争いは、17番(パー5)でともに1メートル強のバーディパットを入れ合い、最終ホールまでもつれ込んだ。ともに短いパーパットを残し、プレーオフ突入かと思われたが、フォンが約1メートルのパーパットを右に外し、成田が50センチのウィニングパットを沈めて勝負を決めた。
通算7アンダーの3位には一時単独首位に立つ猛チャージを見せた宮里美香。4位は通算4アンダーのアン・ソンジュ(韓国)で、さらに1打差の5位に原江里菜。通算2アンダーの6位タイに穴井詩、ジャン・ハナ(韓国)が入った。米国から帰国参戦した宮里藍は1バーディ、ノーボギーの「71」で通算1アンダーとし、菊地絵理香、渡邉彩香らと並ぶ8位タイで昨年秋以来の国内出場をフィニッシュした。
また、史上最年少メジャー制覇をかけて最終日最終組から4打差を追った19歳の藤田光里は4バーディ、7ボギーとスコアを崩し、通算1オーバーの16位タイ。大会2日目に10バーディの記録的なスコアを出した15歳アマチュアの勝みなみは、3バーディ2ボギーで1つ伸ばし、通算5オーバーの33位タイで大会を終えた。