プレーオフを制して具玉姫の優勝。
1998/05/24 18:00
前日は6アンダーで並んでいた島袋美幸、具玉姫。この2人がそのまま雨と濡れた芝に悩まされてスコアを崩し、3アンダーでのプレーオフとなった。
トーナメントをリードしていた具玉姫は18番で左のラフに打ち込み、ここから痛恨のダボ。しかし追う島袋もまた寄せ切れず18番でボギー。ボギーの叩き合いの末はプレーオフにもつれこみ、具玉姫が今季の初優勝。賞金女王獲得レースへの第一歩を踏み出した。
「運がよかった。1番のダボでどうなるかと思っていた。慎重にやろうと思っていたが、ぐちゃぐちゃになってしまった」と具玉姫。もっといいスコアで上がる予定だったが、結果的には2ダボ、4ボギー、5バーディ。苦しかったが「自分を信じてガマンしていこうと思った」という。
島袋美幸は後半16番、18番のボギーが痛かった。 「やはりアウトをアンダーで上がっておかないと・・。3番、8番のロングをボギーでは話にならないですね。でも5月はリハビリのつもりだったんだから、上出来です。自信が持てました」
17番でイーグルとして今度こそ悲願達成の可能性もと思われた吉川なよ子は18番でボギー。これで勝利の目はなくなった。吉川にとってはチャンスがありそうでなかなか実現しない期待もたせの日々が続いている。
なお福嶋晃子は最終日81。まだ復調の日は遠いようだ。