諸見里しのぶが完全勝利!今季3勝目に華を添える
兵庫県にあるマダムJゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアーの第15戦「プロミスレディスゴルフトーナメント」の最終日。天候の崩れが不安視されていたが、強い日差しが照りつける快晴に恵まれ、この日も28度近くまで気温が上がる夏日となった。
優勝の行方に注目が集まった最終組。中でも、単独首位の諸見里しのぶと、1打差で追う李知姫(韓国)が、途中まで熾烈なデッドヒートを繰り広げる。李が2番でバーディを奪い早々に追いつくと、直後の3番で諸見里がピンそば80センチにつけてバーディを奪い返す。その後、5番パー3で李がガードバンカーから2打目を直接カップに捻じ込み再び首位に並ぶが、諸見里が8番、9番と連続バーディ。さらに12番、13番でもバーディを奪い、一気に突き放し独走態勢に入る。
「チヒさんが伸ばしてくると思っていたので、どんどん行こうと思っていた」という諸見里は、最終18番も2打目をピン手前1.5メールにつけてバーディフィニッシュ。この日、初日と同じコースレコードタイの「64」をマークし、2位に5打差をつける通算18アンダーで今季3勝目を飾った。優勝賞金1,440万円を獲得し、賞金ランキングトップを走る横峯さくらとの差は約340万円に。「後半戦もあと3勝を目標にして、賞金女王を目指して頑張って行きたいです」と、ギャラリーの前で堂々と賞金女王獲得の意欲を示した。
通算13アンダーの単独2位に「パターが入らなかった」と、諸見里の勢いについて行けなかった李知姫。通算12アンダーの単独3位に、8番パー5ではチップインイーグル、16番パー4ではバンカーからチップインバーディを奪うなど、1イーグル、5バーディの「65」をマークした横峯さくらが入った。ディフェンディングチャンピオンの有村智恵は、通算7アンダーの8位タイで終えている。