村口史子が今季3勝目
最終日、前日イーブン6位スタートの村口史子が3つ伸ばして優勝を勝ち取った。2位は2アンダー2位の新井敬子。先週のNEC軽井沢に続き優勝争いに残りながら勝ちを逃している。高村亜紀・塩谷育代・不動裕理ら6人が2打差3位に並んだ。
5バーディ、2ボギートータル3アンダーで優勝した村口史子はこれでヤクルトレディース・ブリヂストンレディスに続き今季3度目の優勝、通算7勝目を挙げた。「1、2勝目のときはおちついていられたんですが、今回はホントに嬉しいです」
今季は前半に2週連続優勝をしてランキングもトップになった。もっと勝ちたいという気持ちから意識だけが先走り、プレーがナーバスになっていたという。 「2勝してからちょっと調子が悪かったんです。勝たなくちゃという気負いで、暑い中走ったりのトレーニングがゴルフに対する集中心をなくしていたんですね」
ホールアウト後はプレーオフに備えて練習グリーンに直行した。18番ホールはバーディを取ったが、「傾斜がきついんでそこを練習しておこうと思ったんです」 しかし、パッティンググリーンで勝った事を知らされた。「賞金レースもすぐ後ろの人が勝つと追いつかれます。また頑張らなくちゃいけないですね」
インからスタートした新井敬子は1バーディ、2ボギーで前日の3アンダーを一つ落としてしまった。「今日はホントに残念でした。先週より悔しい気持ちです」 前半に2ボギーしたことに関しては「まったくの反省点です」
後半の出だしは1番ホールでバーディを取ったもののその後が続かず、3・4番のバーディチャンスも逃してしまいパーとした。「ウーッ、悔しい」といいつつも2週連続上位につけたことは「練習の成果が出てきて嬉しいです」
前日トップタイの入江由香は81を叩き5オーバー23位とした。中野晶は最終日69をマークし9位とした。