初出場の石川遼が大活躍! 僅差でLPGAが1位に立つ
PGA(日本プロゴルフ協会)、JGTO(日本ゴルフツアー機構)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)の国内3大ツアーによる対抗戦「Hitachi 3Tours Championship 2008」が12月12日(金)、千葉県にあるキングフィールズゴルフクラブで開幕した。午前中は晴天、午後からは曇り空となったが、風もなく穏やかな天候に恵まれた。
午前の第1ステージ(9ホールでの対決)はダブルス戦で、2人のうちどちらか良い方のスコアを採用するベストボール方式。矢野東と石川遼が組んだJGTOは序盤こそ伸び悩んだが、石川が5番、矢野が7番でバーディ。すると8番で再び石川がバーディ、前半の最終9番ホールでも石川が5メートルのバーディパットを沈め、福嶋晃子・古閑美保が組むLPGAに並び4アンダーでフィニッシュ。2.5ポイントずつを分け合うと、続く第2組では谷原秀人・宮本勝昌が組むJGTOがトップで終えて3ポイントを獲得。最終的に、JGTOが5.5ポイントで1位、LPGAが4.5ポイントで2位、PGAが2ポイントを獲得し3位で前半を終えた。
続く第2ステージ(同じく9ホールでの対決)は、各チーム4人ずつが出場してのシングルス戦。第1組ではPGAの三好隆がトップで終えて巻き返す。第2組では矢野、李知姫、渡辺司が並んでホールアウトしてポイントを分け合う。第3組は石川、横峯さくら、室田淳の組み合わせ。横峯はパットが好調で、8ホールを終えて5バーディ、2ボギーの3アンダー。石川は3バーディ、1ボギーの2アンダーと、1打差で最終18番ホールを迎える。ここで石川が7メートルのバーディパットを沈め、共にグリーンでライン読みに加わった谷原秀人、矢野らと歓喜に沸いた。土壇場で横峯に並び、2.5ポイントずつを分け合ってホールアウトした。最終組は片山、古閑、飯合肇の賞金王、賞金女王同士の争い。ここは古閑と飯合がトップに並び、2.5ポイントを分け合った。第2ステージはLPGAとPGAが8.5ポイントずつ、JGTOが7ポイントを獲得した。
この結果、初日を終えた総合順位はLPGAが13ポイントで1位、JGTOが12.5ポイントで2位、PGAが10.5ポイントで3位で続いている。