上田が2位浮上、古閑、横峯も可能性を残して最終日へ
2008/11/29 20:36
宮崎県にある宮崎カントリークラブで行われている国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の3日目、この日も綺麗な青空が広がり、週末に入った会場には、5,232人のギャラリーが詰め掛けた。
この日、一番の注目を集めたのは、上田桃子と古閑美保の熊本ペア。大勢のギャラリーを引き連れてのラウンドとなったが、上田は立ち上がりの2番パー5で、1.5mを外して3パットのボギーとしてしまう。それでも、初メジャータイトル獲得に燃える上田は、6番のバーディを皮切りに、8番、9番ではカラーから連続チップインバーディ。15番、16番でも連続バーディを奪い、結局この日は5バーディ2ボギーの「69」で回って通算4アンダーとし、単独2位へ浮上した。逆転女王の可能性を残す古閑美保も、2バーディノーボギーとスコアを伸ばし、通算2アンダーの6位タイにつけている。
また、2日目を終えて18位と出遅れた横峯さくらは、序盤の3番でボギーを叩いたが、「集中力を切らすことなく出来た」と、その後は堅実なプレーを続ける。9番をバーディで折り返すと、10番、12番、13番と立て続けにバーディ奪取。17番でも第2打をピン側50cmにピタリとつけてバーディを奪うなど、この日のベストスコアとなる「68」をマーク。通算イーブンパーへとスコアを戻し、首位と5打差の8位タイで、最終日に望みをつないだ。
3日間、単独首位を守るのは韓国の宋ボベ。この日も1つ伸ばして通算5アンダーとした宋は、2位の上田に1打のリードを保っている。3位タイには、不動裕理、福嶋晃子、全美貞(韓国)の3選手が続いている。