2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

森田理香子が今季2勝目!全美貞を1打差で振り切る

2013/05/26 13:58
最終日は苦しみながらも逃げ切り。森田理香子が今季2勝目を挙げた。

◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 最終日◇中京GC石野コース(愛知県)◇6519ヤード(パー72)

10アンダーの単独首位から出た森田理香子が、後続を振り切って今季2勝目を挙げた。前半アウトで6番(パー5)でのダブルボギーを含め2ストローク落として試合は混戦に。しかし全美貞(韓国)、上田桃子らの追い上げをかわし、後半インは9ホールすべてパーでしのぎ「74」でフィニッシュ。通算8アンダーとして開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」以来となる勝利に笑顔の花が咲いた。

1打差の2位に全。6アンダーの単独3位に堀奈津佳が入った。上田と大山志保が5アンダーの4位タイ。4アンダーの6位タイはリ・エスド(韓国)、一ノ瀬優希豊永志帆の3選手だった。

今季2勝目は自身初の逃げ切り勝利。大山志保、全美貞らを辛くも振り切った

<森田、自身初の逃げ切り勝利は「苦しかった」>

今季2勝目、ツアー通算4勝目は、自身初となる逃げ切り勝利。その喜びよりも、まず森田から口についたのは「苦しかったです」という言葉だった。

「最後の最後まで、こんなに緊張したのは初めて」という18ホール。2番(パー3)でバーディ先行も、4番(パー3)のティショットを引っかけてグリーン左の深いラフへ。ロブショットは芝に食われ、寄せきれずにボギーとする。そして、2日目に今季2個目のイーグルを奪った6番パー5。再びのイーグルを奪い最短距離を狙ったティショットは、「ちょっと力が入ってしまった」と左に曲げて痛恨のOB。「あのショットが始まりでしたね」。このホールをダブルボギーとし、9番では3パットのボギー。2位に1打差に迫られ、勝負のサンデーバックナインを迎えた。

「(師事する)岡本さんからは、勝負はバックナインといつも言われている。頭の中にあったのは、それだけ」。しかし、決定的なバーディチャンスはなかなか巡ってこず、逆にパーでしのぐ展開を強いられた。11番では、1.5メートルの返しのパットをねじ込んでのパーセーブ。スコアを伸ばしたい16番(パー5)では3打目がグリーン手前のラフに捕まり、2メートルを沈めてのパーに留まった。サンデーバックナインで、確かにスコアは伸ばせなかった。だが、極度の緊張の中で9個のパーを並べられたことが今週の勝因でもあり、成長の証しでもある。「去年だったらボギーを打ったところもあったと思う。良い経験ができました」。

今季2勝目により、賞金ランキングでは佐伯三貴を抜いてトップに返り咲いた。現時点での女王争いに対しては時期尚早を口にするが、「戦っているからには一番になりたい」と、最終的な目標にはしっかりと見据えている。「まだ(最終戦まで)時間もあるし、やるとこはたくさんある。技術的に岡本さんに近づけるように頑張っているけど、それができていけば女王も夢ではないと思っています」。師匠と二人三脚で歩んでいる道筋は、確実に頂点へと向かっている。

故杉原輝雄師匠ばりに左ひじを大きく曲げてまげてのバンカーショ~ット!前半終わって5アンダーまで伸ばしたのに、12番ショートでトリプルやなんて…。15位T
今シーズンはあんまり調子が上がってないと思てたけど、1900万円も稼いでるやん!私の担当外の試合で上位に来てるんやと思います…。15位T
見るたびに強うなってきてますワ。優勝のリカコーと同じく「京都の女」であるのはもちろん、高校の先輩でもあるんで、本人も期するものがあるかと…。15位T
やっぱり地力がありますワ。初日75の67位ちゅう出遅れから、70→69の27位T→11位Tと上げてきたもんなァ。今週は11位タイの14人中5人が韓流でした。
ナリのミニスカは珍しいですワ。タッパもあるんで、たぶん本人が思てる以上に似合ってるし、カッコ良かったス!11位T
キンクミ的にはわりとフツーのファッションやったけど、スコアの方はジモチーの意地で4バーディ、1ボギーと伸ばして11位タイまで上昇しました。
なんやかんや言いながらもパープレーでしぶとくまとめて、今週もベスト10フィニッシュですゥ。やっぱり姐さん強いっすワ。9位T
いや~さすがに最終日最終組はキツかったと思うけど、同組2人がスコアを崩す中で73と耐えたのは立派ですワ。ホールアウト後は「やりきった感」満載でした。
はや~いスタートで、スイスイスイ~と5バーディ、ノーボギーでベストスコアをマーク。今週も熱心な応援団が来てはりましたねェ。6位T
米ツアー・プレーヤーの意地を見せて、前半4バーディで7アンダーまで伸ばして優勝戦線にからんできましたが後半伸ばせず…。4位T
2連続バーディ×2などで今日2つ伸ばして単独3位。9番で3打目がギャラリーに当たるというアクシデントでのダボが悔やまれますワ。カワユス。
やっぱり最後にリカコーを追い詰めたんはこの人でしたワ。4バーディ、ノーボギーで、あわやプレーオフかという1打差の単独2位。
よっぽど悔しかったんやろなァ。表彰式のあいだに何回も涙を拭ってました…。勝気な子やからなァ、よっぽど悔しかったんやろねェ…。4位T
ショットは手放し連発、パットはことごとく外れ…という見せ場を作れない1日でした。トップのリカコーがもたついてただけになァ…。
今日はショットが曲がって、スコアを2つ落とすという苦しい展開。まッこれもええ経験になったことでしょう…って、もっと強なるんか~い!
今後は、京都の祇園、木屋町、先斗町あたりを爆走するピンクのド派手なクラウンを目にすることになるで~~!
プレー中はポーカーフェイスのリカコーも、インタビューではこの笑顔。これからは関西の女の子らしく、プレー中も笑顔でお願いネ!

2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン