藤田幸希が抜け出し単独首位 佐伯三貴、リュー・ソヨンが2打差2位
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2日目◇茨城GC西コース(茨城県)◇6669ヤード(パー72)
4アンダーの首位タイから出た藤田幸希が3ストローク伸ばし、通算7アンダーとして単独トップの座についた。2打差の5アンダー、2位タイに目下賞金女王の佐伯三貴と韓国のリュー・ソヨン。3アンダー4位タイに森田理香子、フォン・シャンシャン(中国)、O.サタヤ(タイ)、茂木宏美の4選手が続いている。
大会3連覇を狙うアン・ソンジュ(韓国)は一ノ瀬優希、不動裕理、飯島茜、16歳アマのリディア・コー(ニュージーランド)らと並び通算2アンダーの8位タイ。米ツアーメンバーの宮里美香、モーガン・プレッセルと、2週連続優勝への期待がかかる横峯さくら、原江里菜らが1アンダーの15位タイで決勝ラウンドを迎えることになった。
<藤田、海外勢を抑えての首位折り返しに「自信になる」>
風邪の症状もピークを過ぎ、初日とはうって変わって笑顔が目立った会見の席。「(雨予報の)明日のために貯金が作れるように1つでも伸ばせればいいと思っていたけど、思ったよりも伸ばすことができた」。5バーディ、2ボギーのラウンド内容に満足の表情を浮かべた。
今週開幕前に、佐伯三貴から2メートルのパットの重要性を説かれ、長く続いていたパットの悩みが払拭。「2メートルが残ると、三貴さんの声が聞こえてくるようでした。“これは大事なパターなんだ”と集中できましたね。今日も何回もありました」。初日に引き続きパットは好調、ショートパットの目立った取りこぼしも無し。さらに、開幕から好調が続いているショットも日が経つにつれて上向きだ。この日計測されたドライビングディスタンス(4番と11番)は、平均287.5ヤードで全出場選手中トップ。体調の回復とともに、初日にも増してショットとパットが冴えを増している。
海外から参戦する多くの強豪たちを抑え、単独首位で迎える決勝ラウンド。「すごく自信になります。最近は良いスコアで回れていなかったので、楽しい気持ちとワクワクする気持ちですね」と、メジャーの舞台での優勝争いに気持ちも昂ぶる。この好調を築いた立役者の1人である佐伯と、明日は最終組での直接対決。「(お礼は)当然だと思うので、明日はそのへんの相談も出来れば・・・」と会見場を笑いで包んだ。