辛ヒョンジュが古閑美保とのデッドヒートを制す!
2008/04/13 16:27
兵庫県にある花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで開催されている、国内女子ツアー第5戦「スタジオアリス女子オープン」の最終日。単独首位からスタートした辛ヒョンジュ(韓国)と、1打差で追う古閑美保による熾烈なデッドヒートが繰り広げられた。
スタートホールの1番パー4、古閑がバーディを奪って通算5アンダーとし、いきなり辛に並び首位タイへ。辛はアイアンショットの距離感に苦しみ、グリーンを外すことが多いものの、アプローチとパットでリカバリーし続ける。14番に古閑がボギーを叩き、この日初めて辛がリードを2打差に広げるが、16番で古閑が4メートルのバーディパットをねじ込み、再び1打差に詰め寄った。
迎えた最終18番パー4。2オンした古閑に対し、辛の2打目はグリーンオーバー。アプローチが寄らず、4メートルのパーパットを残す。外せばプレーオフという場面だったが、「ストレートでラインは難しくなかったので、自信を持ってストロークできました」と振り返るこのウィニングパットを見事に沈め、古閑を1打差で振り切る通算6アンダーでフィニッシュ。2006年の「伊藤園レディス」以来となる通算3勝目を手にした。
惜しくも敗れた古閑は、通算5アンダーの単独2位。「残念でしたね。今日はバーディチャンスにつけられませんでした」と、肩を落とした。通算3アンダーの3位タイには、李知姫(韓国)と斉藤裕子。通算2アンダーの単独5位には、8番以降6つのバーディを重ねた藤田幸希が食い込んだ。