2002年 ベルーナレディースカップゴルフトーナメント

休養十分の呂曉娟が6アンダーで単独首位に立った

2002/07/05 18:00

今年で2回目の開催となるベルーナレディースカップゴルフトーナメントが開幕。初日の天候は、曇りだが風も穏やかで、スコアメイクには絶好の日となった。

首位に立ったのは台湾出身の呂曉娟(ロシャウチェン)。前半を4バーディ、後半も2バーディを稼ぎ、ノーボギーでトータル6アンダーとした。先々週の試合を休んで故郷に帰省していた呂曉娟。これは2週間ぶりの実戦となるが、リフレッシュが効を奏したようだ。

「今日はパターの調子が良くて、かなり入った。このコースはまあまあ好き。今年から使用していたアイアンが合わなかったので、昨年優勝した時のクラブに戻したのが良かった。どうなるか分からないが、あと2日間頑張る」

1打差の2位には野呂奈津子が入っている。ショットの調子が悪かった野呂は、先々週の試合で塩谷育代にアドバイスをもらい、それ以来、調子が上向いてきたという。6バーディ、1ボギーの5アンダーだ。

「スイングを上げるタイミングを変えたら、ヒール寄りに当たっていたのが少なくなった。それと、主人がインターネットで買ったパター(カマボコ型:マレットタイプ)で試合に臨んでいるのだが、これが良く入ってくれる」

そして、ここのところ急激に調子を上げている坂東貴代が、4アンダー、3位タイにつけてきた。どうやら、最近の快進撃はフロックではないようだ。

「ショットの調子はいい。今日はピンに寄らなかったが、パターが入ってくれた。飛ぶわけでもないし、得意なこともないが、ゴルフが安定しているのが自分でも分かる。試合の合間にも、トレーニングで体力維持に努めているので、ゴルフに集中できている。目標は全英女子オープンに行くこと」

大きな目標がモチベーションになっているようだ。

今大会にはアマチュアの金田久美子が出場している。前半4ホールまでで3バーディを奪ったものの、9番ホールから崩れ始め、トータル74で2オーバー、75位タイで初日を終えた。

ディフェンディングチャンピオンの藤井かすみは、14番パー3での7打が響き、トータル3オーバーでフィニッシュ。しかしショックは受けていない様子で、「残り2日間で大まくりする」と週末に向けての意気込みを語った。

2002年 ベルーナレディースカップゴルフトーナメント