2007年 ヨネックスレディスゴルフトーナメント

不動裕理が完全優勝で今季2勝目を挙げる!

2007/08/27 11:04
ツアー通算42勝は、森口裕子を抜いて歴代単独5位となった不動裕理

新潟県にあるヨネックスCCで行われている、国内女子ツアー第23戦「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」の最終日。初日、2日目と首位に立っていた不動裕理がこの日もその座を守りきり、完全優勝で今季2勝目を達成した。

不動は出だしこそボギースタートとなったが、直後の2番から2連続バーディ、7番、8番でも連続バーディを奪い、後続との差を広げる。しかし、通算13アンダーで迎えた17番のパー4。不動は残り120ヤードの第2打でPWを選択。ところが打ち下ろしとラフからの距離を計算にいれておらず、グリーンにキャリーしたものの奥のクリークに転がり落ちてしまう。そこから載せるも、2パットのダブルボギー。2位の上田桃子に1打差と迫られ、「とにかく今日は勝ちたかったので、欲が出すぎてしまったのかも。プレーオフになったら18番は2オン無理だし、負けることまで考えました」と敗北の覚悟までしたという。それでも、最終18番では4メートルを沈めてバーディフィニッシュとし、通算12アンダーで不動が終盤の熱戦を制した。

通算11アンダーの単独2位には、最後の最後まで不動を追い詰めた上田桃子。18番では8メートルのイーグルパットを惜しくも外し、プレーオフを逃したが、「これからゴルフを続けていくのにこういう事は多々あると思うので、次は負けません!」と強気に言い放った。また上田は、56位タイに終わった全美貞を抜き、再び賞金ランクトップに返り咲いている。

続く通算9アンダーの単独3位には、韓国出身の具倫希。通算8アンダーの単独4位には横峯さくらが入っている。地元新潟でプロデビュー戦を飾った若林舞衣子は、大山志保と並び通算5アンダーの9位タイで終えている。またベストアマチュアは、古閑美保佐伯三貴と並ぶ通算6アンダーの5位タイで終えた宮里美香が獲得した。

不動にウィニングパットを沈められ、自身の最終パットに臨む上田桃子は思わず渋い表情になってしまった
17番でまさかの池ポチャ。「打ち下ろしの分を計算していなかった」と不動裕理。
プロデビュー戦がホステスプロとしての戦い。だが大勢の地元ギャラリーに支えられ、好プレーを見せた若林舞衣子
最終日は6バーディノーボギーの「66」。単独3位に食い込んだ韓国のク・ユンヒ

2007年 ヨネックスレディスゴルフトーナメント