2007年 リゾートトラストレディス

上田VS不動の一騎打ちはプレーオフで上田に軍配!!

2007/06/03 00:00
グリーン上では涙を流した上田桃子。カップ撮影時には笑顔が戻った

福島県にあるグランディ那須白河GCで開催されている、国内女子ツアー第11戦「リゾートトラストレディス」の最終日。7アンダー単独首位の上田桃子を追う横峯さくら、そして2週連続優勝を追う不動裕理という最終組の組合せを見ようと多くのギャラリーが会場に駆けつけた。

スタートの1番で横峯バーディを奪い、上田と1打差に迫った。しかし、横峯はその後要所でバーディパットを決められず優勝争いから取り残されてしまった。2番、3番で連続バーディを奪った上田が一気に逃げ切り体制に入るかと思われたが、食らい付いたのは不動だった。

前半4バーディを奪った不動は、後半も11番、12番で連続バーディを奪い、この時点で逆転し単独首位に浮上した。上田も負けずと13番パー5でバーディを奪い、優勝争いは完全に2人に絞られた。17番パー3で11アンダーに伸ばしプレッシャーをかけた不動に対し、上田は最終18番でバーディを奪い、プレーオフにもつれ込んだ。

そのプレーオフ1ホール目となる18番パー5、3打目を打つ不動のボールは不運にもディボット跡。このショットでグリーンを捕らえることが出来ず、ボギーとしてしまう。対する上田は確実に3オンすると、2パットのパーで締めくくり、初優勝から7試合目にして早くもツアー2勝目を果たした。

最終組でスコア伸ばせず苦しんだ横峯さくらは、5アンダー単独3位。4アンダー単独4位はオーストラリアのニッキー・キャンベル、3アンダー5位タイには川原由維佐伯三貴が並んだ。昨年の賞金女王大山志保は、諸見里しのぶ飯島茜などと並び2アンダー7位タイで競技を終えた。

18番で第2打をバンカーから打つ横峯さくら。「もっと行け!」と念力を送る
プレーオフ1ホール目、ディボット跡から放った第3打目は大ダフリ。これが敗因となった
通算2アンダーの7位タイでベストアマチュアに輝いた森田理香子
2番パー3でバーディを獲り、笑顔の大山志保。最終的には7位タイに終わった

2007年 リゾートトラストレディス