2012年 日本女子オープンゴルフ選手権競技

初日からの首位を守り、フォン・シャンシャンが完全優勝!

2012/09/30 14:59
今季3勝目、日米でメジャーを制したフォン・シャンシャン

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日◇横浜カントリークラブ 西コース(神奈川県)◇6545ヤード(パー72)◇ギャラリー数 10,395人

大型の台風が接近する影響でスタート時刻が早められた「日本女子オープン」最終日。時折雨がパラつくことはあったが、大会は無事フィナーレまでこぎつけた。3日目を終えて首位に立ったのは、フォン・シャンシャン(中国)と木戸愛。しかし、最終日に底力を発揮したのは、世界ランク4位のシャンシャンだった。

1番をボギー発進としたものの、その後3バーディを取り返して通算1アンダーで折り返したシャンシャン。終盤17番で3パットのボギーとして通算イーブンパー、1組前で回る朴仁妃と並んだが、その朴は18番(パー5)で痛恨のボギーを叩く。一方のシャンシャンは1打リードで迎えた18番、3打目をグリーン手前に外し、アプローチも2.5mショート。しかし、このパットをきっちり沈めて1打差で逃げ切った。今年、「ウェグマンズLPGA選手権」を制したシャンシャンだが、同一年に日米のメジャー大会を制するのは、1977年の樋口久子以来の快挙となる。

通算1オーバーの2位は朴仁妃。3位は李知姫、4位は宮里美香。首位タイから出た木戸愛は通算9オーバー24位で終えた。

<フォン、歓声を聞いて初めて知ったメジャー制覇>
ボギースタートにより危うい雰囲気が漂ったのも束の間。その後4番、5番、9番とバーディを重ね、1打差のリードをつける単独首位でサンデーバックナインに折り返した。1打リードのまま迎えた最終18番パー5。3打目はグリーンに届かず手前ラフに入れ、アプローチも3mショート。外せばプレーオフという緊迫した空気に包まれる中、表情やリズムを一切変えることなく、ウィニングパットを真ん中から沈めた。

フォンの優勝を称える、ギャラリースタンドからの大歓声。しかし、フォンの反応は奇妙なものだった。歓声を聞き、まず思ったことは「どうしたの?」。直後、キャディから「たぶん、勝ったんだよ」との言葉を聞き、初めて自身の勝利を知ったという。

聞けば、「ボードはいつも見ない」というフォン。「見ることによって緊張するだけだし、自分にプラスになることは無い。自分のプレーに集中できるから」。今年6月に制した海外女子メジャー「ウェグマンズLPGA選手権」でもボードを見ることなく72ホール目を迎え、「最後のパットを入れてから初めて見た」という徹底ぶり。あの状況で沈められた最後のウィニングパットも、その意識の賜か。

これで日本ツアーの3年シードを獲得。来年も今年と同様に米ツアーを主戦場としながらも、日本ツアーには10試合程度の出場を予定している。日米両ツアーのメジャータイトルを手にし、次なる目標は米ツアーの賞金女王。そして、その先にある世界ランキング1位の座を見据える。昨年の「meijiカップ」で自身初の海外タイトルを手にし、「自信がついたし、次のステージに立てた」と振り返るフォン。そして今週は、こちらも自身初となる4日間首位を守っての完全勝利に「勉強になったし、良い経験になった」と感慨深げ。日米ツアーの経験と勝利が、フォンを着実なる進化へと導いている。

優勝こそ逃しましたが、最終日の大事なところで追い上げるあたりはさすがですね。
最終日に69とは、知姫姉さんもさすがです。
前半はトップに迫る勢いで、気合の入った表情を見せていましたよ。
昨日に引き続き今日もスコアを伸ばし、5位タイフィニッシュです。
前半は32で折り返し。バックナインのゴルフが本当にもったいなかったですねぇ。5位タイフィニッシュ。
ボギー先行で、今日は彩子ちゃんらしい粘りのゴルフが出来ませんでしたねぇ。
4番Par5で素トリ。早々に優勝戦線から脱落してしまいました。80を叩き悔しさで涙する場面も・・・。
最終日の大爆発も期待していたのですが・・・。今日は終始噛み合わないゴルフでしたね。
2ndラウンドでホールインワンを達成したダエちゃんに、今日のスタート前に横浜CCから記念品の贈呈がありました。それにしても6リットルのワインはデカいッス。
77を叩き、残念ながら今日は優勝争いに加われませんでした。
今週は全英女子オープンチャンピオンらしさを見せる事が出来ませんでしたが、また日本のファンにその格の違いを見せ付けに来て欲しいですね。
ワンセグを見ながら観戦。これが生放送のナショナルオープンスタイルです。
ついにトップを捉えました!と勢いよく書いてみましたが、写真がイマイチ。もっと喜んでくれぇ~!
午後からは台風の影響で、急に風が強くなり難しさを増しましたね。
何とか取り返そうと必死でしたが、バックナインでもなかなか自分のゴルフができず・・・。
たった1ヤードが運命を分けます。砲台グリーンも横浜CCの難しさの一つです。
今週は、横浜中華街がパワーの源だったそうですよ。
13番ティショット。エッ?OB?と思ったら、電線に当たって打ち直しでした。
今日は残念ながらノーバーディのゴルフ。また次回、日本の試合で優勝シーンを見せてくれる事でしょう。
篠原真里亜と3ホールに及ぶプレーオフを制し、ローアマ獲得です。
4日間、トップをキープしての完全優勝。海外メジャーチャンピオンの実力は、やっぱり本物でしたね。
チャンピオンブレザーの進呈は、ディフェンディングチャンピオンの馬場ちゃんです。

2012年 日本女子オープンゴルフ選手権競技