佐伯が2位タイに浮上! 全美貞は今季4勝目に王手
◇国内女子◇マンシングウェアレディース東海クラシック 2日目◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6,402ヤード(パー72)
午前7時40分のスタートから約25分後、競技は荒天を理由に一時中断。10時25分の再開後は滞りなく進行し、無事に全選手が第2ラウンドを終えた。
単独首位からスタートした全美貞(韓国)が3つ伸ばし、通算11アンダーでその座を堅守。今季4勝目に王手をかけて最終日を迎える。3打差で追うのが、3連続を含む6バーディ、1ボギーの「67」をマークした佐伯三貴。イ・ボミ、ナ・ダエの韓国勢と並び2位タイに浮上、今季2勝目のチャンスを手繰り寄せた。
2週連続優勝を狙う有村智恵は、酒井美紀と並び通算7アンダーの5位タイで最終日へ。54位タイからスタートした横峯さくらは「67」と5つ伸ばし、通算4アンダーの15位タイ浮上で予選落ちのピンチを回避。ディフェンディングチャンピオンの服部真夕は通算3アンダーの21位タイに後退し、地元での大会連覇は厳しい状況となった。
<佐伯三貴が同組に恵まれ2位タイに浮上>
最終組の3つ前、有村智恵、イ・ボミ(韓国)と同組でスタートした佐伯三貴は、両者が前半3番までに2つのバーディを奪い「遅れを取ったと思いましたね」と、少しばかり焦る思いをした。しかし、キャディに「今日は静かにいきますか」と話しをして焦りを押さえた。
すると5番で1つ目のバーディを奪うと、6番、7番と3連続でバーディを奪い、2人に追いすがった。9番でボギーをたたき勢いを失うが、終盤に入り再び気合いを入れ直した。15番パー5、17番とバーディを奪い、最終18番は2打目をピンの根元30センチにぴたりとつけてバーディフィニッシュ。首位と3打差の2位タイに浮上した。
「今日は何が良かったって、パートナーに恵まれましたね。リズムというか流れが良くて、気持ちよくスコアを伸ばせました」と、同組の2人に刺激を受けて、良い流れを作れたと言う。先週のメジャー大会では予選落ちに終わり「京都まで一人旅をして来ました。一人でつまらなかったからすぐに帰って来ちゃいましたが(笑)」と、ちょっぴり気分転換を行った。「契約選手の1人ですので、こういう位置で最終日を迎えられるのは嬉しい」と、ホステスプロとして、スポンサーへ最高の恩返しはできるか。