全美貞が首位快走! 酒井2位、有村と服部が5位発進
◇国内女子◇マンシングウェアレディース東海クラシック 初日◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6,402ヤード(パー72)
賞金ランキングトップを快走する全美貞(韓国)が、ホステスプロとして出場する今週も盤石の滑り出し。1イーグル、6バーディ、自己ベストに並ぶ「64」をマークし、8アンダー単独首位。一昨年に次ぐ大会2勝目、今季4勝目に向けて絶好のスタートを切った。
2打差の6アンダー単独2位には、プロ2年目の酒井美紀。5アンダーの3位タイに、井芹美保子と永井奈都がつけている。先週メジャー初優勝を飾った有村智恵、地元で大会連覇を狙う服部真夕は、ともに3アンダーの5位タイ。同じく地元愛知県出身、昨年は2位に終わった金田久美子は2アンダーの16位タイ。ホステスプロの1人で09年大会を制している横峯さくらは、1オーバーの54位タイと出遅れた。
<2年ぶりの大会制覇へ、気持ち良くスコアを伸ばす全美貞>
2010年大会に通算14アンダーをマークして優勝した全美貞が、2年ぶりの大会制覇に向けて絶好のスタートを切った。「集中できました」と言う全は、前半に3バーディ、後半は15番パー5でイーグルを奪い、バーディも3つ。ノーボギーの安定感あるゴルフを披露した。
15番は残り210ヤードの2打目を3番のユーティリティでピン横5mに2オン。イーグルパットはジャストタッチで決めた。「途中ミスパットもあったけど感じはいいです」と納得の表情。このコースは得意かという質問に「ここは凄くイメージが良いです」と、相性の良さを発揮した。
先週の国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では25位タイと、今季3勝で賞金ランキング首位を独走する全らしいプレーは見られなかった。その反省も踏まえて「明日以降はあまり考えすぎず、バーディをどう狙って行こうとか思わないようにして、1つ1つ良いショットをしていこうと思います」と、目の前の1打に集中する。