2011年 ミズノクラシック

上田が単独首位で最終日へ! 猛追の横峯が2位浮上

2011/11/05 15:30
最終18番、チップインバーディで締めた上田桃子はこの笑顔

◇国内女子ツアー第26戦◇ミズノクラシック2日目◇近鉄賢島CC(三重県)◇6,506ヤード(パー72)◇曇り◇ギャラリー数:4415人

ビッグスコアが続出し、上位が大きく入れ替わったムービングサタデー。通算13アンダー単独首位で最終日を迎えるのは、上がり4ホールを連続バーディで締めるなど8バーディを量産し、「64」をマークした上田桃子。07年大会を制し、米ツアー参戦への扉を開いた思い入れ深い地で、2年ぶりのタイトルに王手をかけた。

通算10アンダーの単独2位には、自己ベストとコースレコード更新となる「63」をマークした横峯さくら。9バーディ、ノーボギーという内容で38位タイからの急浮上を遂げ、優勝争いに名乗りを挙げた。通算9アンダーの単独3位にホステスプロの服部真夕が浮上。2週連続優勝がかかる有村智恵は「66」をマークし、通算7アンダーの9位タイ。宮里藍は3つ落とし、最下位に並ぶ通算4オーバーの76位タイに後退した。

<桃子、怒濤の4連続バーディフィニッシュで首位浮上>
最終18番、フェアウェイからの第2打をグリーン手前にショートさせた上田だったが、残り13ヤードをチップインバーディで締めて4連続バーディフィニッシュ。上田の優勝時、多くのチップインバーディを奪うジンクスがあるが、明日を予感させるこの一打に「まさか入るとは思わなかったのでびっくりしました」と、上田自身も目を見開いた。

8バーディノーボギーとスコアを伸ばし、通算13アンダーで2位に3打差をつけて単独首位に浮上。07年の同大会を制覇、そのまま賞金女王へと駆け上がったが「その時とは違う」と上田は言う。「07年は強い気持ちで行こうっていうのが良い方向に働いたけど、この2日間はナチュラルに自分を出せています」。ラウンド中にも絶えることのない笑顔、ミスをしてもすぐに切り替えられる安定したメンタルが、4年前とは違っている。「勝つのは大事だけど、今の自分は勝ち以上に自分のゴルフができるっていうことが大事です」と、明日の最終日もやることは明確だ。

自己ベスト&コースレコード更新の「63」で2位に駆け上がった横峯さくら

<自己ベスト&コースレコード、さくら2位に急浮上>
インスタートの横峯さくらが、一気にリーダーズボードを駆け上がった。スタートホールの10番で3mを沈めてバーディとすると、前半4つ、後半5つのバーディを奪って、しかもノーボギー。10mのバーディパットが2回、さらに4~5mのパットをことごとく沈めて「こんなに入ったのは本当に久しぶりです」と笑顔がはじけた。

先週の休養で精神的にもリフレッシュできたという横峯。「2週間前まではチャンスについたら絶対入れないといけないって思っていたけど、今は自分のストロークをしようって、考え方がすごくシンプルになって、入らなくてもしょうがない、また次って思えるようになった」と、心の余裕が生まれた。「これを含めて残り4試合で優勝できればいいと思う」と、あえて賞金女王への想いは口にしなかったが、逆転タイトルへ明日は最終組で回る。

ホステスプロの意地!6つスコアを伸ばし、明日は最終組に入った服部真夕

<服部、師匠の前で着実にスコアを伸ばす>
今大会のホステスプロの服部真夕は、スタート前の練習場で岡本綾子師匠の最終チェックを受けていた。「今日は普段より体が動いている。こういうショットをラウンド中にも打ってほしいな」。岡本独特の励ましを受けてティオフすると、きっちりと6バーディノーボギーのラウンドで通算9アンダーとしてホールアウト。明日の最終組へと飛び込んだ。

ここ数試合、2日目、そして最終日にスコアを落とす試合が続いている。「何が悪いのか分からないけど、気持ちなのか技術なのか、それが明日少しでも無くせるようにしたいです」。早速巡ってきたチャンスに、服部は静かに心を決めた。

勝負どころの15番、今日5つ目のバーディ奪取で10アンダーに伸ばして首位に立って、渾身のガッツポーズ!ここから4連続で怒涛の・・・。首位
3連続バーディで迎えた最終ホール。パーオンに失敗したんで、誰もが4連続を諦めとったんやけど、ガツンとチップインで思わず「ガハハ~!」。後半だけで6バーディ。恐ろしや~!
長い髪をなびかせて、女優さんのように颯爽と引き上げるモモチ。67、64って・・・。モモチ恐るべし・・・。
「スーパー・ミラクル さくら」の横断幕を背にスタートするサクラ。横断幕効果か?9バーディって、まさにミラクルやないの~!あんたはべ・サンムン(先週62をマーク)か~!!
今日はなんとなく落ち着いてましたワ。裏街道スタートやったけど、なにかやる娘やからと、朝からしっかりマークしてましてん。ラッキー!
ホンマに淡々とプレーするんで、ちょっと目を離してるスキにゲゲッっと思うほどスコアを伸ばすんですワ。いちばん困るタイプです~(笑)。
6バーディ、ノーボギーは立派やわァ。ホステスのプレシャーもあるやろうになァ。岡本軍団の連夜のミーティングが成果を発揮してるんやろか・・・。3位T
マジで強いワ。実際、初めて見たときは、こんなに強いとは思わんかったでエ。日本のコースが合うんやろか・・・。3位T
国籍はともかく、このスタイルでラインを読むのは、バリバリ日本人のDNAを受け継いでる証拠ですワ。あどけない顔して上手なゴルフしまっせ~。3位T
失礼ながら、一見すると、まったくフッツーのオバサンにしか見えへんのやけど・・・。連日の68って・・・。米ツアー恐るべし・・・。6位T
この試合は毎年ソコソコの成績を上げてるんとちゃうかなァ。去年もUPした記憶が・・・。キム・トラケイさんで覚えてましたもん。6位T
日本ツアーに参加している台湾選手です。その前は米ツアーに参加してました。序盤で9アンダーまで伸ばしたけど、後半パープレーで、初日の首位から陥落。6位T
サクラ同様に裏街道スタートながら、爆裂6バーディで、一気にV争い可能な7アンダーに!ホンマにこの人も絶対に目が離せませんねん・・・。9位T
ちょっと欲求不満になる1日やったねエ。3バーディ、2ボギーで伸ばしたんやけど、他がガンガン伸ばしたもんなァ。9位T
前半3つ伸ばしてトップ争いを演じとったんやけどなァ。後半スコアを落として無念の14位タイ。
プロの勝負メシ①宮里美香 スポンサーでもあるウイダーをグビグビと飲んでエネルギーを補給しております。
プロの勝負メシ②諸見里しのぶ 運動にはバナナが最適とは聞いとるんですが、たんぱく質?脂肪?・・・。何に効果があるのかは勉強不足で知りません・・・。
プロの勝負メシ③ステーシー・ルイス 日本ではあまり見かけんタイプの、薄いビスケットのようなものを食しておられました。
プロの勝負メシ④チェ・ナヨン 器用にパンの耳を取り除いて、周囲の目も気にせず男前にガブリとサンドイッチを・・・。パンにはさんでるのはジャムかと・・・。
プロの勝負メシ⑤上原彩子 腹が減っては戦はできんとばかりに、歩きながらでも食します。大和ナデシコはもちろんオニギリで~す!モモチに「それ3つ目でしょ!」と、突っ込まれておりました。
プロの勝負メシ⑥ハン・ヒーウォン ミックス・ナッツです。ワタクシも大好きです。「体にエエらしいで」と、ビールのあてにしております。エネルギーにもなるん?
プロの勝負メシ⑦上田桃子 真打のモモチもやっぱりオニギリでおます。さそり座の母の手作りやと思います。失礼なカメラを睨んでおります。スンマソ~ン!

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