2日目は雷雲接近によるサスペンデッド!馬場が暫定首位
◇国内女子◇マスターズGCレディース 2日日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫)◇6,458ヤード(パー72)◇曇り◇ギャラリー数:4539名
初日の快晴から一転、午前の曇り空から、午後は雷による一時中断、16時10分に雷雲の接近によるサスペンデッドが決定した。2日目の未消化ホールは明朝6時50分に再開し、ペアリング組み換え後、8時30分から最終ラウンドがスタートする。ホールアウトできなかったのはアウト、イン3組ずつの計6組。
そんな中、イーブンパーの12位タイからスタートした馬場ゆかりが、5バーディ、1ボギーと、通算4アンダーで暫定単独首位に浮上しホールアウトしている。馬場は今年の「日本女子オープン」を制し、今季2勝目に向け望みを繋ぐ。
首位と1打差の通算3アンダー、暫定2位タイには1ホール残した上原彩子、2ホール残した不動裕理、すでにホールアウトしている飯島茜の3選手が続いている。通算2アンダーの暫定5位タイには現在賞金トップの1ホール残してアン・ソンジュ(韓国)、大山志保が並んだ。女王アンを追う横峯さくらは、2つスコアを落として暫定18位タイに後退している。
今大会の招待選手、ポーラー・クリーマーは通算イーブンパーの暫定9位タイ、関西では今週が現役最後の試合となる古閑美保は通算2オーバーの暫定23位でホールアウトしている。
<馬場が暫定ながら単独首位に浮上>
スタートホールの1番で3mを沈めてバーディ発進とすると、4番(パー3)のボギーを挟み、7番(パー3)でバーディ。最近は下降気味だったショットも「フォローを低めにとる」修正を加えてからは復調し、その後はバーディを量産する。15番(パー5)では2オンに成功し、イーグル逃しのバーディ。さらに17番(パー3)で3m、最終18番ではピンそば80センチに絡めて連続バーディで締め、暫定ながら単独首位でホールアウトした。昨年大会は最終日を首位タイからスタートし、優勝にあと一歩及ばずの2位フィニッシュ。今年も優勝争いに加わり、絶好のポジションから昨年のリベンジを狙う。
<2位の飯島、課題のパットに復調の兆し>
首位を3打差で追う飯島が4バーディ、1ボギーの「69」をマーク。首位に1打差に迫り、暫定ながら通算3アンダーの2位タイに浮上した。12位タイからのジャンプアップに貢献したのが、不調から抜け出しつつあるパッティング。今季はこれまでトップ10フィニッシュ4回を数えるが、優勝までは達していないシーズンが続いている。その原因を「2mのパットが入らず、上位にいけていない」と振り返る飯島。今週からパターを替え、さらに僅かに右を向いていたというスタンスをスクエアに矯正。「今日は頑張って入れることができました」と、満足の表情を浮かべていた。
<古閑&横峯はともに失速>
古閑と横峯が同組で回った初日は、ともに1アンダーでホールアウト。首位に2打差の5位タイと好スタートを切り、多くのギャラリーを沸かせた。2日目も引き続き同組となったが、この日は一転してスコアを落とす展開に。横峯はショットの不調が響き、前半だけで3連続を含む4つのボギー。古閑は「何をやってもダメ。今日は全部ダメだった」と3つ落とし、ともに精彩を欠くプレーが続いた。横峯は通算1オーバーの暫定18位タイ、古閑は通算2オーバーの暫定23位タイに後退。注目の2人の同組対決は、初日とは対称的な内容に終始した。