イ・ボミ、宋ボベが首位に並ぶ!横峯は1打差
国内女子ツアー第2戦「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」が、高知県にある土佐カントリークラブで開幕した。この日の15時過ぎに宮城県三陸沖を震源とした大地震が発生したが、ゴルフの進行に影響することは無かった。
大会初日、通算3アンダーで首位に並んだのはイ・ボミと宋ボベの二人の韓国人選手。ボミは昨年の韓国ツアー賞金女王で昨年末のQTで10位に入り今年は日本ツアーを主戦場とする。一方のボベは、先週の開幕戦で最終日にスロープレーの2打罰を科されながらも、3位タイに入る好調ぶりを見せている。
1打差の3位タイには、横峯さくら、大山志保、佐伯三貴、李知姫、大江香織、一ノ瀬優希、タミー・ダーディンの7選手が続いている。さらに1打差で有村智恵ら4選手。また、開幕戦を制した朴仁妃は、通算イーブンパーの14位タイにつけている。
さくら「流れを切らさずプレーできた」
第4回目となる今大会において、過去3試合でいずれもトップ10を果たしている横峯さくら。コースとの相性は、今年も健在だった。「我慢するところは我慢して、攻めるところは攻める」。昨日、掲げていたプラン通りの流れに持ち込み、全体的に伸び悩む展開で4バーディ、2ボギー。2アンダー、3位タイの好発進に、「風にもしっかりと対応できたと思います」と満足の表情を浮かべていた。
イ・ボミは好調をキープ
国内ツアーデビュー戦となった先週の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を3位タイで終えたイ・ボミは、引き続き好調をキープ。「スタート前からグリーンが速いと感じていたので、気にしながら慎重にプレーをしたのが良かった」と、風の影響で硬く締まったグリーンにも対応。4バーディ、1ボギーの「69」にまとめ、3アンダー首位タイと絶好のスタートを切った。前半の5番では10メートルのロングパットを沈めてバーディを奪うなど、流れを切らすことなく一気に流れに乗った。「日本のツアーの雰囲気も気に入っています」とボミ。昨年の韓国ツアー賞金女王が、早くも日本ツアーに馴染み、実力を如何なく発揮している。
QT組の大山志保が好発進
昨年末のファイナルQTで5位に入り、今シーズンのツアー出場権を手にした大山志保が、首位に1打差の2アンダー、3位タイ。冷たい海風が吹きつける寒さの中、厚着をするなどして、故障していた左肘をケア。風対策も「風が強いときに練習ラウンドをしていたので、大丈夫でした」と、ベテランならではの対応力の高さを見せた。「先週は毎日3パットがあったけど、今日はありませんでした。ショットも良くなっているし、全体的に少しずつ良くなっています」と調子は上々だ。