藤田が首位、穴井らが1打差で追う!藍は6年半ぶりの国内予選落ち
沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー初戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の2日目。単独首位からスタートした藤田幸希が「69」で回り、通算8アンダーでその座をキープ。2位に1打差で最終日を迎える。
通算7アンダーの2位タイには、ニッキー・キャンベル(オーストラリア)と穴井詩。穴井は最終18番をイーグルフィニッシュとし、首位に1打差まで詰め寄った。米ツアーからスポット参戦している上田桃子は、通算6アンダーの単独4位に浮上。一方、宮里美香は57位タイ、宮里藍は63位タイに終わり、ともに予選落ち。藍は、国内では04年の「日本女子オープン」以来6年半ぶりの予選落ちとなった。
穴井詩、最終ホールのイーグルで2位タイに浮上!
「朝から前半が終わるまで緊張していました」。単独4位からスタートした2日目は1イーグル5バーディ2ボギーの「67」とスコアを伸ばして2位タイに浮上した。最終18番パー5では、残り220ヤード残して5Wで放った第2打をピン奥4mにつけ、これを沈めてイーグルとした。「明日はまた緊張の中で、やりたいことをどれだけやれるかが目標」と、最終日の優勝争いに臨む。
初日に続き、藤田幸希が首位キープ
「今日は昨日と違って風に助けてもらえなかったけど、良いプレーができたと思います」。初日に続き首位をキープしてのホールアウトとなった藤田は、今日も3つスコアを伸ばして通算8アンダーとした。最近、自身を第三者的な立場で見ることで冷静にプレーができるようになったと話す藤田。「巡ってきた(優勝争いの)チャンスは逃したくないので、上がってきた結果が良くても悪くても受け止めたい」。明日もその冷静さを保てるかが優勝へのカギとなりそうだ。
藍、美香は予選落ち
「昨日の4オーバーが響きました」と宮里藍。バーディチャンスにつけても、パットが決まらずスコアを伸ばすことが出来なかった。「惜しいパットが6回くらいありました。その中で1、2回でも入っていれば流れが変わったかもしれないですね」と悔やんだ。宮里美香も、「後半に入った3番のショートパットを外して、続く4番の80センチ(のパット)も外して、波に乗れないまま終わりました」とパットの不調を嘆く。ショートだけはしないようにアグレッシブに攻めたという美香だが、「ほんの数センチの世界」で難関グリーンに泣いた。
桃子、5つのバーディを量産
2日目を5バーディノーボギーでラウンドした上田桃子は、1つ順位を上げて単独4位に浮上した。前半に4バーディを奪うと、「後半はボギーが出そうなところで、流れを切らさずパーセーブできました」と、(バーディを)獲りに行こうとせず、大人のゴルフができるようになったと振り返った。最終18番では残り240ヤードの第2打を、3Wでグリーン右手前カラーに乗せ、1.2メートルに寄せてバーディを奪った。「力みなく最後に決められたのも我慢した結果。後半入らなかった分、明日は入ってくれるかな」と、明日の優勝争いに望みを繋いだ。