2011年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

藤田が首位、穴井らが1打差で追う!藍は6年半ぶりの国内予選落ち

2011/03/05 17:10
最終ホールでイーグル奪取!わずかツアー10試合目で最終日最終組に入った穴井詩

沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー初戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の2日目。単独首位からスタートした藤田幸希が「69」で回り、通算8アンダーでその座をキープ。2位に1打差で最終日を迎える。

通算7アンダーの2位タイには、ニッキー・キャンベル(オーストラリア)と穴井詩。穴井は最終18番をイーグルフィニッシュとし、首位に1打差まで詰め寄った。米ツアーからスポット参戦している上田桃子は、通算6アンダーの単独4位に浮上。一方、宮里美香は57位タイ、宮里藍は63位タイに終わり、ともに予選落ち。藍は、国内では04年の「日本女子オープン」以来6年半ぶりの予選落ちとなった。

穴井詩、最終ホールのイーグルで2位タイに浮上!

「朝から前半が終わるまで緊張していました」。単独4位からスタートした2日目は1イーグル5バーディ2ボギーの「67」とスコアを伸ばして2位タイに浮上した。最終18番パー5では、残り220ヤード残して5Wで放った第2打をピン奥4mにつけ、これを沈めてイーグルとした。「明日はまた緊張の中で、やりたいことをどれだけやれるかが目標」と、最終日の優勝争いに臨む。

初日に続き、藤田幸希が首位キープ

「すごく冷静に出来ています」。藤田幸希が2日間首位を守って自身通算5勝目に挑む

「今日は昨日と違って風に助けてもらえなかったけど、良いプレーができたと思います」。初日に続き首位をキープしてのホールアウトとなった藤田は、今日も3つスコアを伸ばして通算8アンダーとした。最近、自身を第三者的な立場で見ることで冷静にプレーができるようになったと話す藤田。「巡ってきた(優勝争いの)チャンスは逃したくないので、上がってきた結果が良くても悪くても受け止めたい」。明日もその冷静さを保てるかが優勝へのカギとなりそうだ。

藍、美香は予選落ち

まさかの予選落ちを喫した宮里藍。シーズンオフからの調整ミスが響いたか

「昨日の4オーバーが響きました」と宮里藍。バーディチャンスにつけても、パットが決まらずスコアを伸ばすことが出来なかった。「惜しいパットが6回くらいありました。その中で1、2回でも入っていれば流れが変わったかもしれないですね」と悔やんだ。宮里美香も、「後半に入った3番のショートパットを外して、続く4番の80センチ(のパット)も外して、波に乗れないまま終わりました」とパットの不調を嘆く。ショートだけはしないようにアグレッシブに攻めたという美香だが、「ほんの数センチの世界」で難関グリーンに泣いた。

桃子、5つのバーディを量産

この日は申智愛、イ・ボミとの賞金女王トリオでのラウンド。ノーボギーで4位に浮上!

2日目を5バーディノーボギーでラウンドした上田桃子は、1つ順位を上げて単独4位に浮上した。前半に4バーディを奪うと、「後半はボギーが出そうなところで、流れを切らさずパーセーブできました」と、(バーディを)獲りに行こうとせず、大人のゴルフができるようになったと振り返った。最終18番では残り240ヤードの第2打を、3Wでグリーン右手前カラーに乗せ、1.2メートルに寄せてバーディを奪った。「力みなく最後に決められたのも我慢した結果。後半入らなかった分、明日は入ってくれるかな」と、明日の優勝争いに望みを繋いだ。

”らしくない”ショットの目立った今週の宮里藍
1番でいきなりトラブルとなった原江里菜。完全復活はもう少しか
2アンダー、18位タイにつける茂木宏美
8番でホールインワンを達成したパク・ヒヨンは13位タイ
この日65で回った佐伯三貴は、いっきに9位タイまで浮上
この日の不動さんは爽やかなウェアを披露
ショットは好調だが、なかなかグリーンを攻略出来ずに苦しむ有村智恵
ホステスプロの諸見里しのぶ。アンプレのピンチを乗り越え無事予選通過
ラインを読む金田久美子。なんか、読みにくくない?
リーダーズボードの3分の2を占める外国勢
黄アルムだけに黄色のウェアで登場。通算4アンダーで9位タイ
期待が大きかったが、よもやの予選落ちとなってしまった宮里美香
僅かに1打及ばず予選通過はならなかった森口祐子
金田久美子は18番の第2打が木になってしまい、ロストボール!残念
午後からは綺麗な青空が広がりました
今週の上田桃子はラウンド中の笑顔が絶えない
今年に入ってラウンドはまだ5~6回。2日続けてベストスコアですと笑う大山志保
最近、立ち居振る舞いに貫禄が出てきたアン・ソンジュ
最終9番では1打目、2打目ともにディボットに入りこの表情
最終18番をイーグルで締めた有村智恵は同組の大山志保とハイタッチ
昨年末のレーシック手術後にサングラスをかけ始めた申智愛は9位タイ
笑顔でティオフした宮里美香だったが…
申智愛、上田桃子、イ・ボミ。各国の賞金女王経験者3人が同組となった
朝8時。第1組のスタート時は厚い雲の隙間からちょっぴり光が差す程度
日が出ると、ゴルフ観戦にはちょうど良い気候となる
予選落ちが決まっても、大勢のテレビと報道陣に囲まれる宮里藍
藍、美香が予選落ちを喫し、最終日は沖縄県民の期待を大いに背負う上原彩子
涙も収まり、クラブハウスから出てきた比菜ちゃん

2011年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント