賞金女王争いは不動が一歩リード!過少申告により失格
国内女子ツアー第29戦「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が、千葉県にあるグレートアイランドCで1日遅れの開幕となった。初日は荒天候のため中止となり、競技は36ホールに短縮された。
仕切りなおしての第1ラウンド。この日3アンダーで首位に立ったのは、今季初優勝を飾っている川崎充津子、台湾出身の呂曉娟、魏ユンジェの3人。
首位を1打差で追う4位タイには、現在賞金レーストップの不動裕理ほか、大場美智恵、藤井かすみの3人がつけている。不動は持ち前の安定したプレーでスコアメイクをし、2アンダーでフィニッシュ。この大会3連覇の偉業がかかっている不動、この大会で優勝し同時に5年連続賞金女王の座を手中に収めることができるのか。
一方、現在賞金ランキング2位、2003年プロデビュー戦を迎えた思い出の大会でもある宮里藍は、スコアが伸ばせず我慢のゴルフを強いられる。11番でティショットを右にプッシュアウトしてOBとするなどショットがなかなか安定しない。16、17番でバンカーにつかまりスコアを崩すも、最終18番ではきっちりバーディを奪って首位と4打差の1オーバー26位タイにつけている。
また、「アイプチ」で二重まぶたに変身し、プレー以外でもゴルフ界に話題を集めている横峯さくらは、ボギーが先行する苦しい展開。3オーバーで迎えた17番ではバンカーから絶妙のリカバリーショットを見せるも、パーパットが入らずボギー。続く18番で3パットの連続ボギーとし、通算5オーバーで終えた。さらに競技終了後、17番でのボギーパットが、一度ボールに触れたとして問題となり、結局過少申告により競技失格となってしまった。
そのほか、今季プロのトーナメントで好成績を収めているアマチュアの諸見里しのぶは、ノーボギーの安定したゴルフを展開し、1アンダー7位タイの好スタートを切っている。