不動怒涛の猛チャージ!坂口は首位をキープ
熊本県の熊本空港カントリークラブで行われている、国内女子ツアー第2戦「再春館レディース火の国オープン」の2日目。この日アンダーパーでラウンドした選手が5人だけと、各選手スコアメイクに苦しむ中、地元熊本出身の不動裕理が猛チャージを見せた。
4オーバーのインからスタートした不動は、11番パー5で初日に引き続きボギーを叩いたが、14番、16番でバーディを奪ってペースを取り戻した。後半に入ると3バーディノーボギーといつもの安定したプレーを披露し、この日のベストスコア“68”をマーク。初の地元Vに向けて通算イーブンパー、首位とは3打差の射程圏内にとらえて最終日を迎える。
首位でスタートした坂口由佳は、ボギーが先行する苦しい展開でスコアを崩したが、後半で挽回。この日1オーバー、通算3アンダーで首位をキープした。坂口は1999年にプロテストに合格、東尾理子らと同期にあたる。主な成績は2002年「ヨネックスレディス」の3位が最高。強豪勢が後に迫っている中、このまま逃げ切れることができるのか。
首位をピッタリマークし単独2位につけたのは、昨年の覇者である李知姫だ。前半でスコアを2つ伸ばしたが、後半でスコアを崩してしまいスタート時と変わらず通算1アンダーでフィニッシュ。大会連覇に向けて絶好の位置につけた。
一方、初日2位と好スタートを切った古閑美保は、後半でトリプルボギーを2回叩くなどスコア“45”の大乱調。スコアを大きく崩し、通算6オーバーの34位で2日目を終えた。また注目の宮里藍は、この日は1度もバーディを奪うことができず、通算7オーバーの44位。辛うじて予選を突破している。
そのほか、アマチュアの横峯さくらは、スコアを3つ落とすものの通算2オーバーの13位。アマチュアの中で唯一の予選突破を果たした。