宮里藍が2位以下に4打差の6アンダー単独首位!!
神奈川県の戸塚カントリークラブ西コースで行なわれている、国内女子ツアー第25戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の2日目。天候にも恵まれ、素晴らしいコンディションの中、通算6アンダーで後続を引き離して単独トップに躍り出たのが新女王の宮里藍だった。
ギャラリーの目を釘付けにしたのは、この日も宮里だった。インスタートの出だし10番でこそボギーを叩いたものの、12番、13番ですぐに連続バーディ。後半に入ってからも、2番、6番でバーディを奪うなど、スコアを確実に伸ばしていった。最終の9番でボギーを叩いたが、2位の井上葉香、藤井かすみらに4打差をつけて独走態勢へ入っている。本人も「昨日よりショットが良かったです。好スコアが出ているのは、思ったよりバーディが取れているからだと思います。残り2日間、2つずつスコアを伸ばして10アンダーを目標にしたいですね」と振り返る。
さらに2位につけている2人も、まずまずのプレーを見せた。インスタートの藤井は、11番、12番で連続バーディを奪うなど、通算5アンダーで一時トップに立つ。ところが、15番でボギーを叩くと後半に入ってからスコアを崩して通算2アンダーとしている。一方、5バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフながら2つスコアを伸ばしてきた井上は「1ホール1ホールを大事にいきました。ちょっとミスしたら、ダブルボギー以上を叩かないように気を付けました。藍ちゃんと明日ラウンドできるのが楽しみです」と語る。
また、注目の諸見里しのぶもインスタートとなり、キャディの江連忠氏と息の合ったコンビを見せた。前半こそパーを拾う我慢のゴルフが続いたものの、後半に入ってから1番でプロ転向後の初バーディを奪取。本人も「やっと入ったと思いました」と、その喜びを噛みしめていた。最終9番では、今大会初のボギーを叩いたものの、通算イーブンパーの5位タイで見事に予選通過を果たしている。
そしてディフェンディングチャンピオンの不動裕理も、インスタートのこの日は18番でバーディ。後半に入ってからは6番、7番で連続ボギーを叩いたものの、すぐに8番、9番でバーディを取り返すなどスコアを1つ伸ばして、通算5オーバーの26位タイへ浮上している。
最後に、期待された横峯さくらだが、ボギーが先行する苦しい展開となり、通算10オーバーで残念ながら予選落ちを喫している。試合後のコメントでも「ショットが思うようにいかなかったです。最後まで修正できくなくて……」と振り返った。なお、通算1オーバーの7位タイにつけている高橋千晶が、11番ホール、198ヤードのパー3で、見事なホールインワンを達成。3Wを使用しての快挙であった。