辛、混戦を制し初優勝!宮里はパットに泣かされ2週連続Vならず
2005/08/28 18:00
新潟県のヨネックスカントリークラブで開催されている、国内女子ツアー第20戦「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」の最終日。トップから3打差に有力選手がひしめき合う混戦になったこの日。デットヒートを期待して集ったギャラリーも1万人を越え、優勝の行方にかたずを飲んだ。
前半、2日目まで単独トップの米山みどり。2位の辛ヒョンジュら4人が5アンダーで並び、さらに1打差で宮里藍、不動裕里が追いかける展開になった。バックナインに入りまず、10番で辛ヒョンジュが一歩抜け出した。すかさず、宮里も11番でバーディを奪ったが、この日は勝負所でのパッティングが決まらず、2週連続優勝を逃し4位タイに終わった。
優勝争いが混沌としている中、迎えた最終ホール。最終組でラウンドしている米山の第3打が、ピンそばにピタリとつけるスーパーショットを披露。プレーオフ進出に望みを繋げる。だが、先にホールアウトした斉藤裕子と並び首位タイにつけていた辛ヒョンジュが、2.5メートルのバーディパットを沈めて、見事日本ツアー初優勝を飾った。
そのほか注目選手は、前日逆転可能な位置につけていた不動が、10番から連続ボギーをたたき、優勝戦線から脱落。通算5アンダーの4位タイでホールアウト。また、前日14位タイに浮上した横峯さくらが、一時は3つスコアを縮めトップ争いに加わる勢いを見せるも、9番のボギーで失速し12位タイで競技を終えている。