P.クリ―マーが大会レコードで優勝!宮里藍は惜しくも2位
長野県の軽井沢72ゴルフ北コースで開催されている、国内女子ツアー第18戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の最終日。前日、通算15アンダーでトップに立った米国のスーパールーキー、19歳のポーラ・クリーマー(アメリカ)と、2打差の通算13アンダーで、単独2位につけた日本のホープ、20歳の宮里藍。この2人の直接対決に注目が集まる中、最終的には、宮里に3打差をつけて通算19アンダーとしたクリーマーが、日本ツアー初出場で初優勝の快挙を成し遂げた。
この日も、クリーマーのプレーに揺るぎは全く見られなかった。7番、8番で連続バーディを奪うと、後半に入っても11番、16番でバーディ。終わってみれば、グリーンカラーにオンしたボールを含めれば、すべてパーオンという素晴らしいショットの切れ味で、最終日もノーボギーでフィニッシュ。大会3日間ノーボギーのラウンドとともに、大会レコード「14アンダー」を大きく塗り変えた。
そんなクリーマーに、最後まで食い下がったのが宮里だ。出だしの1番でいきなりバーディ。続いて4番でもバーディを奪って、一時通算15アンダーとし、クリーマーと並びトップタイに立った。しかし、後半に入ってからは、スコアを伸ばせず徐々に引き離されてしまう。なんとか16番でバーディを奪ったものの、時すでに遅し。通算16アンダーの単独2位でホールアウトした。
そのほかの注目選手では、宮里、クリーマーらと一緒に最終組でスタートした大山志保が、通算15アンダーの単独3位でフィニッシュ。最終日は、7バーディ、4ボギーとやや出入りの激しいゴルフとなったものの、最終18番で長いバーディパットを決め、3位の座を死守した。
さらに、前日の4位タイからスタートした不動裕理は、3バーディ、ノーボギーの通算14アンダーの単独4位でホールアウト。これに1打差の通算13アンダーで、今大会のホストプロ、福嶋晃子が続いた。最後に注目のアマチュア、15歳の宮里美香だが、4バーディ、1ボギーと3つスコアを伸ばし、通算8アンダーの13位タイで競技を終えている。