1995年以来の記録となる大ギャラリーが集結!注目を集める宮里藍、横峯さくらは22位タイ
2005年度国内女子ツアー初戦となる「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開幕。ワールドカップ優勝を果たした地元・沖縄出身の宮里藍、そして宮里と同じく人気を集めている横峯さくらが出場することもあり、平日にも関わらず6,321人が集結。初日としては1995年「東レジャパンクイーンズカップ」以来の6,000人を超える大ギャラリーとなった。
注目を集める宮里藍と横峯さくら、そして宮里藍と同じく地元沖縄出身のアマチュア・宮里美香が同じ組でラウンド。6,000人のほとんどのギャラリーがこの組に集中し、各ホールではティグラウンドからグリーンまでギャラリーがびっしりと列をなしていた。
その中でも最も注目を集めていたのはやはり宮里藍だった。3番ホール、6番アイアンで放ったセカンドショットがピンに絡み3メートルのバーディチャンス。このパットを沈めると、地元のギャラリーから大歓声。しかし、4番でティショットをチーピン(左へ引っ掛けること)。このミスがひびきボギーとすると、その後のゴルフがかみ合わなくなってしまう。バーディチャンスにつけてもパットが決まらずスコアを伸ばせないまま進行。8、9番では連続ボギーとしてしまった。12番でロングホールで2オンに成功し、そのホールをバーディとした以外は良いところなし。13番、16番でもボギーをたたいてしまい結局3オーバーの22位タイでホールアウトした。
「調子が悪いわけではないが、風に惑わされてかみ合わなかった」と語った宮里藍。父・優氏も「タテの距離が合わなかったが、ショット自体が悪かったわけではないですね」と語っており明日からの巻き返しは充分期待できそうだ。
横峯さくらも好スタートは切れなかった。2番ミドルホールの2打目を奥にこぼし、このホールをボギー。その後もパットが決まらず、この日のバーディは12番のロングホールだけ。15番からはショット、アプローチが乱れ、15番、16番、18番をボギーとしてしまい宮里藍と同じく3オーバーで初日を終えた。ホールアウト後のインタビューで「集中力は切れていなかったが、風に惑わされた」と語った横峯。宮里と同じく明日からの巻き返しを狙い練習場へ直行した。
ペアリングの結果、初日同スコアの宮里と横峯は明日も同じ組に決定。土曜日の2日目は初日以上のギャラリーが集中することになりそうだ。
一方、初日トップに立ったのは藤野オリエ。約8メートルの北風がふく中、3アンダーでラウンド。2位には1アンダーで服部道子がつけている。さらにイーブンパーの3位タイには、5年連続賞金女王の不動裕理、昨年プロの大会でベスト10入り4回を果たした18歳アマチュアの諸見里しのぶなどが控えている。