トラブルにも挫けず!中田美枝が古閑美保を寄せ付けず今季2勝目!
福島県のグランディ那須白河GCで行なわれている、国内女子ツアー第12戦「リゾートトラストレディス」の最終日。優勝の行方は、中田美枝と古閑美保の一騎打ちのような展開に。結果、中田が9アンダーまでスコアを伸ばし、今季2勝目を遂げた。
前半には、1打差まで追い上げられた中田だったが、その後はまた差を広げ始めた。しかし風のいたずらが、12番のグリーン上で中田に襲い掛かった。2オンした中田は、ボールをマーク。風でボールが動いてしまい、中田はそのボールを戻してプレー。しかしこの対応が誤所からのプレーとなり、2打罰。このホールをダブルボギーとしてしまい、再びこの時点で、古閑との差は1打差まで迫った。
そんな中でも冷静にプレーを続けた中田。その後バーディをしっかり奪って、追いすがる古閑を振り切り、通算9アンダーと3打差をつけて、今季2勝目を手に入れた。「こんなに早く2勝目が出来るとは正直思ってませんでした。最近はそんなに調子も良くなかったけど、今週はキャディさんに恵まれました。これを自信にして、3勝目を目指して頑張って行きたいです」と喜びを語った。
最後まで優勝争いを演じた古閑は、通算6アンダーの単独2位。「私もいいゴルフをしたんですけど、この状況の中で(中田)美枝さんのゴルフは良かったと思います。来週は休みなので、打ち込みとかトレーニングをするつもりです」2週連続2位に終わった古閑。今週は涙はなかった。
単独の3位には、通算1アンダーで肥後かおりが入った。また、新人賞対象試合だった今大会。デビュー後3年以内の選手がその対象となるが、見事獲得したのは、飯島茜。その飯島は、通算1オーバーの5位タイとした。一方、横峯さくらは、通算5オーバーの17位タイ。また、宮里藍の父・優氏をコーチに迎えて参戦し注目を集めた赤堀奈々は通算2オーバー8位タイで、今大会を終えている。