谷原秀人が首位浮上 星野陸也は4位から逆転賞金王かけ最終日へ
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
新型コロナウイルス禍で2年にわたったシーズンは5日(日)に閉幕する。最後の一日を前に43歳の谷原秀人が6バーディ、ボギーなしの「64」で回り、通算11アンダーとして3位から単独首位に浮上した。11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来となる今季2勝目がかかる。
最終組でプレーしたムービングデーは風が穏やかなコンディション。「きょうが(3日間で)一番やさしかった」と5mを沈めた2番(パー3を手始めにバーディを量産した。ショットの状態も「イマイチから普通ぐらいになってきた」と復調傾向を感じている。
ツアー通算16勝目は視界に入るが、意識はまだ手元にない。「最終的にバックナインで良い位置にいたら気持ちが入ってくると思うが、それまでのゲームを作らなきゃいけない」。前年大会は首位で迎えた最終18番(パー3)をボギーにして2位の惜敗。「過去は過去。(今の)ゴルフやスイングしか考えない。振り返らない」と強く言った。
1打差の2位に今年、待望の初優勝を挙げた池村寛世も「64」をマークして続いた。
2日目を終えトップだった宮里優作は8アンダー3位。優勝すれば逆転での賞金王のチャンスが残る星野陸也は岩田寛とともに7アンダー4位となった。
通算5アンダーの7位に賞金ランキング3位の金谷拓実、前週優勝の堀川未来夢らがつけた。賞金レースをリードするチャン・キムは2アンダーの14位。ランク2位の木下稜介は2オーバー26位に沈んだ。
<上位陣の成績>
1/-11/谷原秀人
2/-10/池村寛世
3/-8/宮里優作
4T/-7/星野陸也、岩田寛
6/-6/スコット・ビンセント
7T/-5/金谷拓実、ジュビック・パグンサン、堀川未来夢、上井邦裕