谷原秀人が単独首位に浮上 1打差にアマ河本力
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(17日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)
首位と1打差の2位から出た谷原秀人が4バーディ、3ボギーの「69」でプレー、通算5アンダーで単独首位に浮上した。決勝に駒を進めた60人中、アンダーパーでプレーしたのはたったの4人となった第3ラウンド。41歳は「ベストに近い感じかな」と感触も良好だ。
1打差2位にはアマチュアの河本力(日体大3年)と「68」をマークした稲森佑貴。アマチュアに追いかけられる展開に谷原は「(プロの意地は)そういう気持ちはない」と話した。
ただ2016年「HEIWA・PGM選手権」以来のツアー15勝目がかかっており「本当に獲りたいタイトルの一つなのは間違いないことなのであと一日、全力でやりたいと思います」と意気込んだ。
優勝争いを演じている河本について「やっと日本にもこれくらい飛ぶ選手がでてきたんだなと。これからがすごい楽しみな選手。プロになるくらいの実力があるので、海外に行ってバンバン暴れてほしいですね」とエール。河本が優勝すれば、2019年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」の金谷拓実以来となるアマチュア優勝となる。
通算2アンダー4位に内藤寛太郎。プロデビュー戦の金谷拓実は3バーディ、2ボギーの「69」で回り、市原弘大、アマの杉原大河(東北福祉大3年)と並んで通算イーブンパー5位につけた。
石川遼は「72」でプレーし、通算2オーバー11位で最終日に臨む。
<上位成績>
1/-5/谷原秀人
2T/-4/稲森佑貴、河本力(アマ)
4/-2/内藤寛太郎
5T/0/金谷拓実、市原弘大、杉原大河(アマ)
8T/+1/今野大喜、出水田大二郎、池村寛世
※編注:河本力は18日の最終ラウンドのスタート前、第3ラウンドでルーリングのミスがあったとして2罰打を受けました。第3ラウンドのスコアは「71」から「73」に修正され、順位は通算2アンダーの3位に変わりました。