時松隆光が1打差2位 首位はキム・ボンソプ
◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 2日目◇グランディ那須白河GC(福島県)◇6961yd(パー72)
首位タイに4人が並んでスタートした大会2日目、5位から出たキム・ボンソプ(韓国)が1イーグル、5バーディの「65」をマークして通算13アンダーの単独首位に浮上。初勝利を狙う時松隆光はトップから後退したが「67」で12アンダー2位につけた。
ビッグスコアの翌日の難しい展開を覚悟し、出だしは「最悪でも予選を通過しなくては…」と控えめな目標を立てていた時松。2ホール目の11番で3mを沈めてバーディを先行させてリズムを作った。その後もショットの好調さをキープして4バーディを加えたが、1.5mのパーパットをしぶとく沈めた場面も3度。「流れを切らさなくてよかった。なんとかボギーを少なくしたいと考えていた」と連日の好スコアを喜んだ。
プロ5年目の22歳は「精神コントロールが課題。流れが悪くなった時の対処や、いい時に舞い上がってしまうところに上の選手との差を感じる」という。今月初旬に下部ツアー「ジャパンクリエイトチャレンジin 福岡雷山」で初勝利を挙げたばかり。「リーダーボードも少なくて、自分のポジションが分からずにピリピリせずに戦えた。今週、同じ感じでできれば面白い」と週末を見据えた。
通算11アンダー3位に41歳の岩本高志。通算10アンダー4位にチンナラト・ファダンシル(タイ)とイ・チャンウ(韓国)の2人が並んだ。
53位から出た14年の賞金王・小田孔明が、1番で第2打を直接カップに沈めてイーグルを奪うなど、1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」をマークして、増田伸洋、深堀圭一郎、横田真一、薗田峻輔、松村道央らと並び通算7アンダー10位に浮上した。
前週の海外メジャー「全英オープン」から帰国し、強行出場した宮里優作は3バーディ、3ボギーの「72」とイーブンパーにとどまり80位。塚田陽亮は通算2オーバー107位で決勝ラウンド進出はならなかった。
【主な上位成績】
1/-13/キム・ボンソプ
2/-12/時松隆光
3/-11/岩本高志
4T/-10/C.ファダンシル、イ・チャンウ
6T/-8/正岡竜二、ジュ・ホンチョル、パク・イルファン、遠藤彰
10T/-7/小田孔明、C.キム、増田伸洋、深堀圭一郎、横田真一、薗田峻輔、松村道央、小田龍一、任成宰