今年もツアー初優勝者が誕生か 国内メジャー初戦

「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」は2日から、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開催される。2016年度の国内男子ツアーのメジャー初戦。優勝賞金3000万円、5年間の長期シードをかけて争われる。

前年大会はリャン・ウェンチョンが5打差の首位から出た最終日にリードを守りきり、通算14アンダーで優勝。中国人選手として史上2人目の日本ツアー優勝を達成した。

青木功が新会長に就任した日本ゴルフツアー機構（JGTO）の主催試合は、2011年大会からの直近5年間、ツアー未勝利だった選手が初優勝を飾っている。現在賞金ランキングで5位につける今平周吾、6位の永野竜太郎は待望の初タイトルを狙う存在だ。今平は谷原秀人とP.マークセン、永野は池田勇太と重永亜斗夢とのペアリングで、いずれも予選ラウンドの注目組に入った。、

ツアーは今季ここまで7試合を消化し、キム・キョンテ（韓国）が3勝と圧倒的な力を誇示している。日本勢の優勝者はいまだ「パナソニックオープン」を制した池田だけ。新しい力に期待がかかる。キムは前年覇者のリャンと宮本勝昌の予選ペアリングだ。

また、16日開幕の「全米オープン」に出場するキム、池田、谷口徹、谷原、宮里優作らにとっては、海外メジャー直前の最後の実戦の機会とあって、弾みをつけたいところ。なお、今大会を終えた段階での賞金ランキング上位2人には7月の「全英オープン」の出場権が付与される。

＜主な出場予定選手＞
リャン・ウェンチョン、池田勇太、今平周吾、尾崎直道、尾崎将司、小田孔明、片岡大育、片山晋呉、川村昌弘、キム・キョンテ、小平智、近藤共弘、谷原秀人、中嶋常幸、藤田寛之、宮里優作