1997年 フジサンケイクラシック

久保谷、首位キープ。ジャンボは1打差

1997/05/10 18:00

久保谷健一はじっと耐えている。「最初の4ホール、ドタバタしてしまいました。ふだんもそうだけど、最初を大事にいければ波に乗れるんですが..。明日スコアを落とすとベスト10も危ないと思います。今日落とした分、なんとか取り返さないと..」 ベスト10入りが最低目標という。初めて回るジャンボはやはり雰囲気が違ったとか。「ジャンボは気を使って話しかけてくれました」 アウト3ボギー、1バーディ、インに入って2バーディ、2ボギーの73。2つ貯金を減らした。

緒戦の東建コーポレーション、先週の中日クラウンズに続いて3勝目を狙うジャンボ。一気に首位に立つはずだったがボキー先行で35・37。「何も言うことはない。パターが悪すぎた。明日のためにゴルフを練り直すよ」とフィーリングの出ないパターを持ち帰った。
「もっと風が吹け」と言うのはパラグアイのフランコ。今日は風に負けてしまったという。2アンダーペースでプレーしてきて最後の18番でボギー。納得できない。「もっと吹けばいい。仕返しのバーディをとってやる」と決意。「トップと1打差なんて、無いに等しいよ。明日は期待だね」

1997年 フジサンケイクラシック