タイガー・ウッズ、初見参!
1998/11/26 18:00
ついにというか、やっとというか、タイガー・ウッズの真剣ショットが見られた。前回の来日はなんといってもエキジビションだったため、あれがタイガーの真価と言えるかとどうか・・。
さて初日を走ったのはタイガーと一緒の組をプレーした尾崎直道。6バーディ、1ボギー。「いい雰囲気だったよ。日本のギャラリーの中でタイガーと初めて回れたのはラッキーだった」
これがもし米国のギャラリーの中なら、今日のスコアは出なかっただろうと言う。今回は日本という地の利があった。しかしタイガーマニア(ファン)の熱狂的な反応を考えると、米国で一緒にプレーするのはごめん被りたいということらしい。
「一瞬だけど、ああいうタイプのゴルファーになりたいと思った」ともいう。自分は静かにプレーするタイプだけに、感情をもろに出してラウンドするタイガーがふとうらやましくもなる。
「みんながタイガーに注目していたんで、かえって冷静にプレーできた」と田中秀道。タイガーの使用番手は見ないようにして、尾崎直道の番手だけ気にしてプレーする作戦が成功した。「タイガー・ウッズだから、というんじゃなく、年下のプレーヤーと思うように努めたんだ。ひるんだら負けだから。雰囲気に飲まれなかったのがよかったと思う」
「ジョーのプレーはグレート! タナカも良いショットをしていた。2人ともよくパットを入れていたな。ボクはできなかったけど」とタイガー。「最初のうちはパットが強すぎたし、後半はショートしてしまった。明日は中間をとって、ちょうどいいパットができるかな」
「こんなパットでも3アンダーだからね。明日はもっといいスコアが出ると思うよ」と付け加えた。