1999年 アイフルカップゴルフトーナメント

桑原克典、大外からの首位浮上

1999/07/24 18:00

雨の3ラウンド目。2日目首位の谷口徹T.ハミルトンはジッとこらえての首位キープ。しかし前日21位から桑原克典が一気に浮上してきて、3人が並ぶデッドヒートになった。

田中秀道佐藤剛平も67と追い込んできたし、白浜育男もまだ踏みとどまっている。首位から1打差に9人という大混戦となった。

桑原克典は6バーディ、ノーボギー。「ピンチらしいピンチはなかった。グリーンを外したのも2回だけ。でも長いパットが入ったものの、パターはあまり良くなかった・・・」

いまいち、打ちきれなかったという。あと一転がりというところでショートするケースが続いた。ロングホールでバーディが取れなかったのも課題だ。とはいえ6バーディ。「スルッとラウンドできた感じ。楽しくラウンドできました」

前日首位の谷口徹は6番ショートで6を叩いてしまった。ティショットをプッシュアウトして林に入れロストボール。4オン2パット。「雨が強くなったためかスウィングリズムが早くなってしまった。でもゴルフは悪くない。悪いながらもアンダーパーにもってこれたんですから、100点です」

いい日もあるし、悪い日もあるんだ、という。その悪い日が「今日3日目」で良かったという。リズムを狂わせた雨も「自分をテストしているのかな、と考えました」 いかにも谷口らしい。

復調ハミルトンも11番でドライバーを木に当ててダボを打った以外はまずまず。「とにかくフェアウェイをキープしなければいけないホールがいくつかある。11番もそのひとつだった。しかしその後でバーディが2つ来たのは本当にラッキーだった。明日はラフに入れないこと、フェアウェイキープしてプレーすることだけ考える」

このT.ハミルトンも「今日を1アンダーで回れたのはラッキー」という。「今日はしっかり練習して、ゆっくり寝て明日にそなえます」

日本アマに勝ったばかりのアマチュア星野英正が好位置をキープしている。なりゆきによっては優勝争いの可能性も大。これも注目!

1999年 アイフルカップゴルフトーナメント