2000年 PGAフィランスロピートーナメント

島田正士がプレーオフの末、ツアー初優勝

2000/06/11 18:00

最後は67をマークして並んだ三橋達也・高橋竜彦とのプレーオフを制して、プロ7年目の島田正士がツアー初優勝を飾った。2日目が悪天候で中止になったため54ホール試合。優勝賞金は750万円と目減りしたもののこれで24カ月シードを手に入れることに成功した。11アンダー4位には、加東雅成・広田悟。10アンダー6位に沢田尚。鈴木亨、前日首位からスタートした上出裕也ら6人が7位とした。

島田は「プレーオフ最後のバーディはラインがはっきり分からなかったので、取りあえず真っ直ぐ打ったらそのまま行ってくれました」 5メートルのパットだった。本戦では16番ホールを左のバンカーに入れて2つめのボギー。諦めてはいなかったけど、負けたとしてもいいゴルフが出来ればと思って一生懸命やりました」 運も味方につけたが、最後までいいゴルフを心がけた結果の優勝である。

「優勝できればQスクールも行かなくていいし、優勝したいとは思っていましたけれど・・・」 今季ツアー第1戦で、まさか本当に優勝するとは。とでも言いたそうだ。今まではチャレンジツアーに出場していたが、試合のない時は所属コースで練習するしかなかった。「毎週試合に出られすようになる。いいですね。本当にラッキーです」

今日は両親も応援に駆けつけていた。「一番喜ぶのはやっぱり両親ですかね。賞金はまだ使い道は考えていないけど、たぶん生活費です」 これからは遠征費用も掛る。今回の優勝は自信にもつながったことだろう。

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